♪大地一人のスカイツリー暮色♪

有料版/運命鑑定
http://lovewind777.web.fc2.com/hit/src/love.html

ヒット大地が、初めて、射精した朝の出来事

2013-03-03 08:39:21 | 日記

ヒット大地は男だ。

 

男である以上、いつかは射精する。

 

一度も射精しないで、一生を終える男は、

よほど早死にしない限りは、いないだろう。

 

だから今日は、それについて述べようと思った。

 

それは、中学二年生のときだった。

 

中学二年生の晩秋のある日の早朝。

 

ヒット大地は、布団の中で、夏目漱石の『坊ちゃん』を読んでいた。

 

ヒット大地、朝型人間だった。

 

夜は苦手だったので、いつも早く寝ていたんだ。

 

逆に、朝は早くから起きて、布団の中で本を読んでいたというわけさ。

 

その日も、腹ばいになって読んでいたが、下半身が何となく気持ち良くなったんだ。

 

不思議な感覚なので、ヒット大地はしばらく、その快感に身を任せていたんだ。

 

すると、突然のことだった!

 

下半身がコトコトと痙攣を起こしたんだよ!

オーイエス!

 

それは痺れるような快感だった。

オーイエス!

 

そしてその快感のうねりの途中・・・と言っても、

アッという間に終わったうねりであったが

下半身に、驚くべき変な感覚を感じたんだよな。

 

そう。何かが、体内から出てきた感覚があったんだよ。

 

しかし、ションベンとは明らかに違うぞ。

 

ヒット大地は恐る恐る・・・本当に恐る恐る、パンツの中に手をやった。

 

そしてビックラこいたぜ!

 

大量の粘液状のものが、排出されていたんだからな。

 

オーノー!オーサダハル!

(注:さっきまでは、オーイエス!・・・だったがな!(笑))

 

・・・そのときのヒット大地の気持ちは、

偉大なる世界の王選手が、ホームラン756号の世界新記録を打ち立てたときよりも、

はるかに驚いたのだった。

 

決して冗談ではなく、

「俺の命も、これまでか?たった13年で俺は死ぬのか?思えば、短い人生だった」

というような想念が、一瞬、頭を過ぎったんだよ。

 

だってよぉ、それまでの人生、こんな経験は一度もなかったんだぜ。

 

ヒット大地のキンタマからよぉ、ションベン以外のものが出てくるなんてよぉ!

やっぱり、オーノー!オーサダハル!756号だ!・・・なんだ!

(ヒット大地って、バカでしょ!)

 

 

ヒット大地は思った。

「俺は、とんでもない不治の病に罹ったに相違ない!」

・・・こう確信したんだ。

 

当然、下着を脱いで、内容物を確かめたさ。

 

すると、強烈な匂いがした。

そして、やや黄色っぽい白い粘液が発見されたんだ。

 

しかも予想外に量が多いんだよな。

 

ブルガリアヨーグルト4匙分くらいはあったろうな。

 

ところが、待てよ!

ヒット大地、

自分の体調を慮ると、

まったく不調な感覚はないぞ。

 

手足を動かしてみる。

体調はピンピンしているぞ。

 

頭を動かしてみる。

やっぱり絶好調だぜ!

 

このように全身の自己診断を何度も行ったヒット大地。

 

ところが、幸い、異常な箇所がひとつも発見されないので・・・

とりあえず、ヒット大地は階段を下りて、

内容物を、台所の雑巾で、丁寧に何度も拭き取ったんだ。

 

パンツは昨夜取り替えたばかり。

 

朝も取り替えたら、きっと別の理由で、家の者に怪しまれたことだろうな。

 

初めて蒸気機関車が走ったとき、イギリスの科学者たちは言ったんだ

ー「こんな速いスピードの機械に乗ったら、人間は皆病気になるだろう!」。

 

初めてテレビが放映されたとき、日本の識者たちは言ったんだ

ー「こんな電気紙芝居なんか見てたら、日本人は皆、畢竟(ひっきょう)、バカになるだろう!」。

 

初めての体験・・・というのは、いかに正常なことでも、怖いものなんだよね。

 

俺たちはいつか死ぬでしょう。

 

死んだ後、

(ああ、死後世界は、結構、すばらしいじゃないか!)

・・・と、きっと思うでしょう!

 

俺たちはいつか宇宙人に出会うでしょう。

そのとき、

(ああ、宇宙人って、すばらしい人たちじゃないか!)

・・・と、きっと思うことでしょう!

 

ヒット大地の母も、初めての月経のとき、

すっごく驚いたそうだ・・・

 

親子って、似た体験をするんだね。