日米の心は違うようだ。
当然、言葉の表現方法も違ってるな。
アメリカ人の好きな表現は、無数にあるが、
そのひとつが、
「the last straw(最後の1本のワラ)」だな。
これ、ヒット大地も、好きなんだ。
どういうときに使うかって言うと、
「普段は、平気でやっている簡単なことでも、
いつか、ものすごい負担となって、それができなくなる瞬間が来るぞ」
・・・という意味なんだよ。
だから・・・たとえば、こんな風に使うんだな。
I put up with her arrogance all the time,
but her laughing was the last straw.
(私は、ずっと彼女の横柄な態度を我慢した。でも彼女が笑ったとき、それが限界だった)
なぜ、こういう表現を使うようになったかって?
これは、ロバがワラを運ぶときを、イメージしてほしいんだ。
ワラは軽いので、たくさん積めるよな。
ところが、最後の一本は、どうしても載せられない・・・そういう限界が来るんだ。
いつかは、必ず来るんだよ!
たとえば、重量挙げも、そうだよな!
150キロまでは挙げられるのに、
その後の、100グラムが、どうしても無理なんだ。
たった100グラム!・・・これが、オシリと・・・失礼、ズシリと、効いて来るんだよな。
日常生活でも、よく言われるよな。
「電車は、1円足りなくても、乗れない」とか
「70点合格の国家試験は、69点でも不合格」
・・・などに用いられるな。
選挙のときも、1票差で負けるときもあるよな。
キリスト教の世界では、
人間が死んだ後、「最後の審判」というのが、行われる。
仏教では、「閻魔様の審判」だな。
この判定は容赦ないんだ。
「ほんのわずか、善行が足りなくても、地獄行き!」・・・となるそうだ。
だから・・・
普段から善行を実践し、
憎しみも捨てて、
ヒット大地のブログを読んで、
余裕のヨッチャンで、天国に行けたら、いいよな。