煮物のときの灰汁(あく)は、
取るべきか?取らざるべきか?
栄養学者のヒット大地としては、
・・・いろいろ調べたんだ。
その結果を記すと、
総合すると、「神経質に、取らなくてもいい」が結論だな。
そもそも灰汁とは何か?
二種類に分かれる。
ひとつは、肉類などから出てくるもの。
これは血や体液の成分が、熱で固まったものだ。
もう一つは、野菜や山菜から出てくるもの。
この中には、体にとって、有害なものもないわけではない。
逆に、ビタミン、ミネラルなど栄養分も含まれているんだ。
しかし、この研究はまだ、完全に解明されてはいないぞ。
悪いと思ったものが、実は体に良かったりするんだ。
要するに、「量の問題」らしいな。
何事も、多ければ毒だし、少なければ、いい働きをするわけだ。
ただし、味と見栄えの観点からすると、
灰汁は、いいものではないよな。
なぜなら、不味いものが多いからだよ。
そこで、プロの料理人は、
これを取ることを心がけるよな。
しかし、一般の主婦は、それほど神経質になることはないぞ。
ヒット大地の場合は、
ほとんど取ることはしないが、
それでも、健康だ。
要するに、「神経質に、取らなくてもいい」が結論だな。
むしろ、「ある程度は、残しておいた方がいい」だろうな。
人間とは面白いもんだ。
灰汁は、目に見えるから、「取るべきだ」と思う。
もしも目に見えなければ、もちろん「誰も取らない」だろうな。
ヒット大地、電車に乗ると、いつも思う。
電車の中に、太陽光が差すと、
電車の中がホコリだらけだって、分かるよな。
でも普段は光が差さないから、誰もホコリに気づかない。
また、電車の中では、インフルエンザ・ウイルスを初めとする、
さまざまな病原菌やウイルスが、存在していることだろう。
これも目に見えないものだな。
ヒット大地は思う。
灰汁を取るよりも、電車などの人混みでは、
なるだけマスクをした方がいいのでは?
むしろ灰汁は、見えるので、かわいいもんだぜ。
だろ?