
映画もののけ姫のモデルとして有名な白谷雲水峡に行ってきました。
一年で一番自然が輝き出すこの季節。地元の人が登りにくるほど、良い季節です。

新緑の美しいワインディングロードを登って白谷雲水峡に向かいます。眼下には屋久島で一番大きな集落・宮之浦。

新緑の中で一番目を引くのがヤクシマオナガカエデ。同じ色合いの目立たない花をぶら下げています。

少し揺れるつり橋も高所恐怖症でなければ楽しいもの。子供はジャンプをするのが定番。

森に差し込んでくる光芒も素晴らしい景観のひとつです。

屋久杉「シカの宿」。屋久杉は大きいので洞の中に入ることもできます。

屋久杉「七本杉」。推定樹齢1000年以上。屋久島では千年以上の屋久杉が当たり前のように見られます。

道の脇にタケノコのように伸びているのはマムシグサ。毒草です。

一番有名な「苔むす森」。

花崗岩が隆起してできた屋久島の山岳部では大きな岩を至る所で見ることができます。


待ちにまった太鼓岩に到着。広大な自然風景が広がっています。

左の立ち枯れし始めて白くなっている木を白骨樹と呼んでいます。

ヤマザクラの桜色、ヤクシマオナガカエデの黄緑、杉の深緑のコントラストがとてもきれいです。

遠くには屋久島で一番高い山・宮之浦岳(1936m)とM型の岩山・翁岳などが見えます。

橙色の樹木はヒメシャラ。触るととても冷たい樹木です。

色鮮やかな新芽を所々で見ることができました。
季節の移ろいを感じることができるので何回歩いても飽きることがありません。

木々の隙間からヤマザクラ。普通に歩いていると気づかないのですが、所々にヤマザクラの木があります。

コケのさくと帽と呼ばれる部分。コケは胞子と呼ばれるものを飛ばして増えていきます。

屋久島の固有種オオゴカヨウオウレンの花が終わり実になっているところ。

子供にはなるべく五感で自然を感じてもらえるように心がけています。

透き通った清流も見ることができます。白谷雲水峡はいろいろなバリエーションの自然を見ることができるので個人的には縄文杉コースよりこちらのほうがおすすめです。

帰り道にはサクラツツジも満開でした。
この日は見どころも多く、天気もよく大満足の一日でした。
今年は暖冬の影響か例年より桜が咲くのがすこし早かったようです。
来年こそはこの素晴らしい自然を見にたくさんの人が訪れてくれることを願っています。
例年、太鼓岩からの新緑と桜は4月の上旬頃がおすすめの季節です。