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●雪景色の玉泉院丸庭園と鼠多門 段落ちの滝 色紙短冊積石垣

2022年01月18日 06時00分00秒 | ★兼六園・金沢城・金沢駅

昨日は尾山神社の左義長などをアップしました。

トップは、玉泉院丸庭園のコラージュを作りました。

🔻クリック、さらにクリックで拡大されます。

 

尾山神社から金沢城に続く鼠多門橋を渡って鼠多門から、まず玉泉院丸庭園に行きました。

 

 

鼠多門と鼠多門橋

 

 

 

 

 

玉泉院丸庭園

後ろの方は玉泉庵です(休憩所)ここから庭園を眺め、写真を撮ることができます。

 

中央の後ろは上にアップした鼠多門 ここから尾山神社に行けます。

 

 

玉泉庵から撮影

 

 

 

 

 

🔻段落ちの滝
昭和の発掘調査により、斜面を階段状に流れ落ちる落差約7mの4段の滝跡が発見されました。江戸時代には、二の丸を通ってきた辰巳用水の水が、色紙短冊積(しきしたんざくづみ)石垣下部前面の滝壺から、地中の水路を経てこの滝の水源になっていたと考えられます。 明治期の庭園廃絶に伴い、滝を構成する石の一部が抜き取られていましたが、今回の整備では、発掘された遺構を埋め戻し、その上に、残されていた遺構と同様の寸法形状の石を置き、また、抜き取られた石の痕跡等をもとに新たに石を補充して滝を再現しています。

 

滝からの流れが玉泉院丸庭園に注ぎます。

 

色紙短冊積石垣

色紙(方形)や短冊上の石やV字型の石樋が組み込まれた。金沢城内で最も意図的は石垣です。石垣の下部を約2メートル埋め戻したため、現在見ることはできませんが、発掘調査では滝壺の石久美が発見され、V字型の石樋から落差9mに及ぶ石垣の滝だったことが判明しています。

🔻(右上)V字型の石樋

NHKの『ブラタモリ』でも紹介された金沢城・玉泉院丸庭園にある「色紙短冊積石垣」。石積みの技法としては「切石積み」。

webより

短冊と呼ばれる縦長方形の石ですが、本来、石垣を作る時には石を縦に積むのは厳禁なんです。
というのも強度が弱くなってしまって、また倒れやすくなるため、防御力もあったもんじゃない。
この「色紙短冊積石垣」は、藩主が5代目前田綱紀へ代わった後の17世紀後半に造られた可能性が高いのではないかと、県金沢城調査研究所が発表されました。
5代目ともなると、すでに戦の世も終わり平和になった頃でしょうか。
つまり平和だからこそ、石垣で遊んじゃえってこともできるようになったということか?
ちなみに5代藩主綱紀は、工芸品を集めるコレクターで、美、アートへの造詣も深かったらしい。
だからこその芸術性を全面に押し出した石垣を作ったのでしょう。

 

📸 SONY ILCE-7C(α7C)

FE 28-60mm F4-5.6

 

🔻過去の画像から

色紙短冊積石垣 全体像

 

玉泉院丸庭園  秋のライトアップ スライドショー(前半)+動画(後半)

 

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