昨夜、どうしても図書館で資料を探したいと思っていた。このブログを通じて先日教えて頂いた名護市のコミュニティ・バスの時刻表を調べてみた。しかしコロナ禍でそもそも開館していなければ、時間の無駄になる。ということで、ネットで調べてみた。開館しているのだが、「制限付き」だとのことだ。
https://www.city.nago.okinawa.jp/articles/2021093000072/
入館時間が30分限度だと。それでは本を選ぶことはできない。開架式図書館の利点は、書棚で色々と探し考えることができることだ。そのための時間は、30分では不可能だ。と思って、良くネットの案内を見直したら、返却と予約本を貸し出すだけだと。なるほどね。これで「30分」だと言うならば、納得できる。だが、それで図書館と言えるのか?
確かにコロナ禍の今だから、どう対策するか、頭を悩ましているのだろう。そう思いながら、沖縄県立図書館を見た。開館している。入館時の体温チェック等はあるものの。
で、この情報を見つけた。「2021年度“沖縄本ナビ~知るための10冊”講演会のお知らせ」だ。そしてテーマは「復帰と文芸(講師:大城貞俊氏)」と「復帰・沖縄を語る(講師:諸見里道浩氏)」だ。
2022年2月18日(金)18:00-19:45【要予約】
さすがに定員が30名と縮小系だが、心意気は素晴らしい。私も早速予約した。大城貞俊さんの本を読んだことはあるし、諸見里さんは、新刊が出たばかりだ。
交通費だけで、楽しみをもて、次へのステップになれば、一石二鳥だ。図書館とは多元的な意義があるべき場所だと私は考えている。
因みに私は、公務員時代、図書館にも従事していた。図書館がやっていることは、本の貸し出し・返却だけではない。レファレンスという本探し、調べ物への協力、調べ方を導いたりもする。私もやりました。たまに「待ってましたその質問」というパターンを受けました。
子どもへの本の読み聞かせや、図書館ニュースを作ったり、楽しませて頂きました。図書館時代の私の担当は全期間、子どもの本でした。しかし子ども本こそ、図書館員の読書力・選書力が問われてくる。
その頃、利用者に毎日来る人がいた。プロのライターが何人かいたのだ。プロ・アマを問わず、突っ込みを入れてくる人がいればこそ、図書館総体の価値(レベル)はあがっていくものだ。
ということで、地元の名護市立図書館もきちんと使えるようにしていただきたいものだ。首を長くして待っています。