【 保護犬:ハッチ日記 】

成犬の保護犬、里親日記

INAXライブミュージアム Vol.3

2023-10-20 | 建物巡り
少し前に見学してきた
【 INAXライブミュージアム 】の続きです。

敷地内には6つの館があり、
それぞれのテーマに沿って展示がされています。

次に紹介するのは
ここも私が見学を楽しみにしていた場所で、

【 世界のタイル博物館 】です。↓
美術館のようなスタイリッシュな建物です。


中に入ると…

迫力のあるタイルがお出迎え!

ターコイズブルーのタイルで彩られた
エントランスアーチです。↓


この写真では分かりづらいですが
高さがあって、華麗で迫力があります!

もう、この時点で
タイルの世界にどっぷり浸かっていくような…(笑)
そんな気持ちにさせられます。

タイル専門博物館となっているこの館には
7000点を超える装飾タイルを収蔵しているそうで、
選りすぐったタイルの数々が展示されています。

それでは
タイルの世界を堪能したいと思います。


まずは
『装飾の宇宙』です。↓


光によって表情が変わっていく、という
体験的に楽しめるタイル空間です。

幻想的で、見る角度によっても変わってくるので
空いていれば時間を掛けて見学することをおすすめします。
(私は2回見ました。もう1回見たかったのですが時間が…)


イスラームのタイルです。
いやぁ、凄いです。本当に、よくこんな空間を思いつくなぁ!と
感心しきりです。


宗教は、争いさえなければ
人間の生きるうえでの拠(よ)り所となり
豊かな人生になるのだと思います。


こんな風にタイルで素敵に装飾できるのも
宗教が持つ力、なのかもしれないですね。


他にも
日本の四季を表現したタイルです。
春・夏 ↓


秋 ↓


冬 ↓


さらに、
古代を思わせる装飾タイルがあったり…↓


世界最古のタイルを展示するコーナーがあったり ↓


※ 展示の順序通りではないですが、

イギリス、オランダ、スペイン、イラン
モロッコや中国など
世界各国の装飾タイルが
次々と…


驚くほどにたくさん展示されています。


タイル好きさんなら
ここで半日、じっくり鑑賞しながら過ごせそうです。


自分のお気に入りのタイルを見つける、
でも良いですし


国の文化や様式によって異なるタイルの魅力を
発見するのも楽しいです。


マジョリカタイルも!↓


そしてここは、2階にあるエントランスアーチの
穴の開いた空間部分です。↓


こういう空間も素敵ですよね♪

他に気になったのが、これです。
『火の鳥』というタイトルだったと思います。↓


中国のタイルコーナーで紹介されていた一つです。

縁起物を施したタイルもありました。↓


あと、ここで紹介を忘れてはならないのが
『山本コレクション』です。↓


山本正之さんはタイルに魅せられ、
タイルのルーツを求めて中国をはじめ
4大文明の地にも訪れたそうで

山本コレクションは、約3000種類・6000点のタイルを
中心とするやきものが
この【世界タイル博物】に寄贈されたことに由来します。

山本さんが辿った国々の紹介 ↓


山本さんの蒐集(しゅうしゅう)したタイルは
貴重な資料となるばかりでなく
時代や風習を表す歴史を紐解くもの、としても
大いに役立つのだと思います。
(タイル好きさんにとっては師のような存在ですね)

残念ながら山本さんは他界されましたが、
山本さんの情熱によって集められたタイルたちは
この場所でひっそりと、でも確実に輝いています。
山本さん、ありがとう!

そして、
最後に紹介したいのは、ここです。
階段です。
凝ってますよ~!
タイル館の名に相応しい階段です。↓


一段づつ《 世界のタイル博物館 》とあり、
凹凸があるので
これが滑り止めの効果も兼ねています。↓


階段で2階へ上がりましたが、
車椅子の方はエレベーターもあるのでご心配なく!


2階から見下ろすとこんな風でした。↓


反対側からも撮ってみました。↓


エントランスアーチ、かっこいいですね♪

とてもじゃないけれど全ての展示品を紹介することは
出来ません。タイル好きさんは、是非
足を運ばれると良いと思います。

【世界のタイル博物館】見応え大いにあり!でした。

それでは、お疲れ様でした!