続いて紹介するのは、館内にある
ライト館の装飾にスポットをあてた展示です。
当時の貴重な資料です。
スクラッチタイル(スダレ煉瓦とも言う)↓
レンガに櫛(くし)で引っ掻いたような溝をつけることで
光に対する反射がほとんどなくなって
重厚感がでるのだそうです。
これは愛知県の常滑市(とこなめし)にある
帝国ホテル専用の窯で焼きあげられたものです。
この黄色いレンガを巡っては
何度も問題が勃発したそうで…
(費用面、技術、調達など)
それでもライトはこの黄色いレンガにこだわり
加工にも妥協を許さず、
納得できなければ何度でも
やり直しを求めたのだとか。
そして、世界で初めて外壁にスクラッチタイルを用いた
作品が誕生したのです。
ライト館を明治村へ移築するにあたっては
当時のままの状態で運ぶことは難しく、
『様式保存』という形で移築することになりました。
そこで、↓ 新たに造られたスクラッチタイル
(中央に展示されている薄いレンガ)
当時のスクラッチタイル(右側)と比べると
薄く、軽くなっています。
そして、出来るだけ当時と同じようにと再現し完成したのが
現在、明治村にある【ライト館】なのです。
展示されているのは他にも、
金箔を挟んで創った市松模様のステンドグラスや
千鳥模様のステンドグラス ↓
ステンドグラスを構成するガラス片の説明 ↓
ライトが設計した照明の模型 ↓
こうして展示を見ていると、
ライトの装飾へのこだわりというのは
ライト独自のものでありながらも
日本の伝統や芸術、美術から多くの影響を受けたのではないか、
ということです。
そんなことを考えながら、
今度は喫茶室へと。
2階にある喫茶室へは
1.5階というか、中2階にあるラウンジを通ります。↓
(2つあるラウンジは当時、男女で分かれていたそうです)
ライト館の喫茶室です。↓
↑ 奥には、『光の籠柱(かごばしら)』が見えます。
この『光の籠柱』も、
ライトが納得できるまで
積み上げては壊し、積み上げては壊し……の繰り返しだったそうで、
ようやくライトからOKが出た時には
職人さんの中には嬉しくて泣き出す人もいたのだとか。
当時の日本の職人さんたちが苦労して造り上げた
『光の籠柱』。
この柱には光だけでなく、職人の魂も籠っているように思えてなりません。
喫茶室では100周年をお祝いして、
当時の帝国ホテル【ライト館】の写真や ↓
期間限定で、
帝国ホテルの珈琲をいただくことが出来ました。↓
暑い日ではありましたが、
このライト館という特別な場所、特別な空間、
そして100周年という特別な節目で
飲む珈琲は「美味しい!」の、一言です。
ラウンジです。↓
天井には楽しませてくれる模様があったり、↓
窓の小さな装飾には心が和んだり、↓
階段の天井の装飾には驚いたり…! ↓
やっぱりライト館は何度見ても凄いし、
写真を撮っても撮っても、撮り足りない気持ちになります。
と、ここまで書きましたが、まだ書ききれないので
次回にします。
【ライト館】の魅力は簡単には伝えられないものですね。
ライト館の装飾にスポットをあてた展示です。
当時の貴重な資料です。
スクラッチタイル(スダレ煉瓦とも言う)↓
レンガに櫛(くし)で引っ掻いたような溝をつけることで
光に対する反射がほとんどなくなって
重厚感がでるのだそうです。
これは愛知県の常滑市(とこなめし)にある
帝国ホテル専用の窯で焼きあげられたものです。
この黄色いレンガを巡っては
何度も問題が勃発したそうで…
(費用面、技術、調達など)
それでもライトはこの黄色いレンガにこだわり
加工にも妥協を許さず、
納得できなければ何度でも
やり直しを求めたのだとか。
そして、世界で初めて外壁にスクラッチタイルを用いた
作品が誕生したのです。
ライト館を明治村へ移築するにあたっては
当時のままの状態で運ぶことは難しく、
『様式保存』という形で移築することになりました。
そこで、↓ 新たに造られたスクラッチタイル
(中央に展示されている薄いレンガ)
当時のスクラッチタイル(右側)と比べると
薄く、軽くなっています。
そして、出来るだけ当時と同じようにと再現し完成したのが
現在、明治村にある【ライト館】なのです。
展示されているのは他にも、
金箔を挟んで創った市松模様のステンドグラスや
千鳥模様のステンドグラス ↓
ステンドグラスを構成するガラス片の説明 ↓
ライトが設計した照明の模型 ↓
こうして展示を見ていると、
ライトの装飾へのこだわりというのは
ライト独自のものでありながらも
日本の伝統や芸術、美術から多くの影響を受けたのではないか、
ということです。
そんなことを考えながら、
今度は喫茶室へと。
2階にある喫茶室へは
1.5階というか、中2階にあるラウンジを通ります。↓
(2つあるラウンジは当時、男女で分かれていたそうです)
ライト館の喫茶室です。↓
↑ 奥には、『光の籠柱(かごばしら)』が見えます。
この『光の籠柱』も、
ライトが納得できるまで
積み上げては壊し、積み上げては壊し……の繰り返しだったそうで、
ようやくライトからOKが出た時には
職人さんの中には嬉しくて泣き出す人もいたのだとか。
当時の日本の職人さんたちが苦労して造り上げた
『光の籠柱』。
この柱には光だけでなく、職人の魂も籠っているように思えてなりません。
喫茶室では100周年をお祝いして、
当時の帝国ホテル【ライト館】の写真や ↓
期間限定で、
帝国ホテルの珈琲をいただくことが出来ました。↓
暑い日ではありましたが、
このライト館という特別な場所、特別な空間、
そして100周年という特別な節目で
飲む珈琲は「美味しい!」の、一言です。
ラウンジです。↓
天井には楽しませてくれる模様があったり、↓
窓の小さな装飾には心が和んだり、↓
階段の天井の装飾には驚いたり…! ↓
やっぱりライト館は何度見ても凄いし、
写真を撮っても撮っても、撮り足りない気持ちになります。
と、ここまで書きましたが、まだ書ききれないので
次回にします。
【ライト館】の魅力は簡単には伝えられないものですね。