【博物館 明治村】にある
「森鴎外・夏目漱石住宅」を再訪問してきた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/13/cc/aad82c7741bf248cb8695bfbfad37869.jpg)
実は前回見学した後、家に戻ってから
写真の撮り忘れや
確認することを忘れていたことに気付き、
さらに
漱石の小説『吾輩は猫である』を再読したので、
建物の確認をもう一度したいと思い
再訪問することにした。
先月来たばかりなので
知り合いの家に再び遊びにきたような…(笑)
では早速、玄関からお邪魔します。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/40/20/bb6c6bc313a19058cd269948670371ef.jpg)
見学者はここで靴を脱いであがります。↓
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3a/f1/dc0adb27afea63a1a1f3de0bd6e4aadd.jpg)
当たり前だけれど、
この玄関を鴎外や漱石が出入りしていたのです。
玄関の照明 ↓
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4f/82/f87f837a943a6575fc2a3a5dd303e7b5.jpg)
玄関左側にある
書斎の掃き出し窓 ↓
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/57/d6/315078731684e2ce74e207e43456eb06.jpg)
玄関を上がってから見るとこんな感じ。↓
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/02/fc/cc4d7473c51c9cf6e5b0d8bcc96b32d4.jpg)
住宅の間取り図 ↓
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/46/d3/9a9d3c028bb07a376289461dab49104c.jpg)
玄関入って右側が炊事場(台所)
食器などが入った棚。 ↓
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/61/50/598ed6fa496257f5772853ed6f372942.jpg)
炊事道具 ↓
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4b/7a/1de5298824dadeb974b39088859aaa74.jpg)
漱石の小説『吾輩は猫である』の中では、
主人公の猫が食べ物を探して台所をウロウロする描写が
出てくる。
他にも、猫がお雑煮のお餅を食べて歯にくっつき、
餅を取ろうと必死になる姿が描かれているシーンも出てくる。
当時、漱石の家にいた猫がそうしていたのだろう。
炊事場の天井 ↓
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4d/a5/4e8efdd29c60fadaed588db3b29ce02b.jpg)
火を熾して煮炊きをするため
天井が高い。
外から見た炊事場のある場所 ↓
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5d/bd/c5619e0ed98ccb1c1f524342a1367a5a.jpg)
炊事場(台所)の隣にある女中部屋 ↓
三畳の部屋。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/00/7c/ab63af9b18f80d673fa764a67ad32982.jpg)
『吾輩は猫である』の中では、御三(おさん)と呼ばれる
女中が出てくるが、猫を毛嫌いするシーンが何度か書かれている。
さらに、睡眠中に歯ぎしりをするということも書かれていて
小説家の女中はプライバシーも何もないもんだなぁ…(苦笑)と。
子ども部屋 ↓
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3a/a7/5d1d6c7d40272cc15a8ec0d7198fe940.jpg)
北側から建物を撮る ↓
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1c/47/f75ca1d7ab11c8926cd37266d62b85ad.jpg)
女中部屋から女中が座敷を通ることなく、北側の廊下を通って
炊事場や子ども部屋へ行くことが出来るようになっている。
ついでに外回りの外観 ↓
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1f/83/d51cfbe66e052a8d584a9d1e11e19cfc.jpg)
裏側からも ↓
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/29/c0/166e17eb9dc9a7ac3f9782fa8ab302f5.jpg)
猫が出入りしていたと思われる
掃き出し窓 ↓
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/62/00/5d736a13953df9eec31015b326890adc.jpg)
住宅の説明を猫がしてくれている ↓
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/29/8d/001c18f30ee1439b1958b78777437629.jpg)
次の間から、奥にある座敷を見る ↓
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7a/83/00af813d2b11010a3f1ec994406fcb98.jpg)
漱石のパネル ↓
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/23/45/eaea8493d78d74aa0b3302ade1ee359e.jpg)
漱石の身長や体重まで記入されている(笑)
同じく鴎外のパネルも ↓
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5d/2c/de2ea9ab5d2e5450c4025ece95e716e9.jpg)
鴎外がこの住宅に住んだのは
わずか1年5ヶ月という短い期間。
漱石自身は、鴎外がこの家に住んでいたことを知らなかったそうだ。
ただし、鴎外は知っていたという。
鴎外の小説『青年』は、
漱石の小説『三四郎』に影響を受けたのではないかと言われていて
(ラジオ【メロディアス・ライブラリー】2022,1,2放送にも出てくる)
鴎外は漱石を意識していたのだろうなぁ、と思われる。
座敷にある床の間。
そこに飾られている掛け軸 ↓
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/36/f4/6824b9fd66f6c2e15b0e25f9a83043c1.jpg)
これ、近寄ってよーく見てみると…
漱石の小説原稿!
絶筆となった『明暗』の原稿複製 ↓
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/45/f2/9b1ad34d6574fb9c6ba886d029ab1af1.jpg)
漱石の『明暗』が執筆されたのはこの住居ではないけれど、
未完となった小説原稿が
小説を書き始めるきっかけとなったこの住居に飾られているのは
感慨深いものがある。
そして、最後はやはり執筆部屋。
漱石の執筆机 ↓
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0e/81/27d2dc3c1748082603bf149b346ad1dd.jpg)
『吾輩は猫である』の中には、
この執筆机に関する記述がある。
特注で作ってもらった机であるということと、
さらに、
猫の飼い主である苦娑弥(くしゃみ)先生が
この机の上に横になって寝てみて、
縁側に転げ落ちてしまったという話。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/57/6d/62f032b9af29aed5102c39de17dda652.jpg)
漱石の実話だろうか…?
確かにこの大きさの机なら…と、
思わないでもないけれど
ベッド代わりにはならないなぁ、と見て改めて感じた(笑)
そして、『吾輩は猫である』の原稿複製 ↓
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/42/fb/997236996f481e93fbee948999f6ce3d.jpg)
ホトトギスと赤い字で書かれていて
この原稿は第11話のもの。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6a/26/c83cfc23423f7e1eb9a5ad20f8d5c846.jpg)
この原稿の複製を提供してくれたのは
虚子記念文学館だ。
漱石の文字 ↓
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2d/e1/13c22768af46042055d213bdfe6d176c.jpg)
『吾輩は猫である』は
第11話で小説が終わる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3b/a8/502cbbdf935a48b6f03a31b7d1515141.jpg)
漱石が推敲を重ねながら
原稿を書いているのが伝わる ↓
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/05/26/52de4d9479a97bc72220841076b2a63a.jpg)
書斎で過ごす時間が多かった思われる漱石。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1a/eb/fff16e576dbe3f2ffd14b3771a138d5b.jpg)
ここから始まる執筆が
後に、“明治の文豪”と称されるようになろうとは
本人も思ってもみなかっただろう。
書斎から廊下を見る ↓
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/31/25/04e9f5c92cddc5699543d32640868525.jpg)
書斎の押し入れ ↓
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/35/6b/7c23eb68eb628541fd2c099854128e86.jpg)
明り取り窓付きの浅い押し入れ ↓
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/62/46/0b7cd62c240f6017153fc7482c65fee1.jpg)
本棚に入りきらない書籍が山積み…
書斎から縁側を見る ↓
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3b/f3/b3274eea11f4cdcf02f4714a8d6f2041.jpg)
書斎の縁側の天井 ↓
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/45/db/c02ba65c0524f4303789f4c601d2d478.jpg)
書斎にある火鉢 ↓
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/50/d0/3ce8c96a9be9c1f6c4025c7a67dee2e8.jpg)
書斎の説明 ↓
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7e/39/5e007335776ae06c3437d4046c9e4559.jpg)
書斎の広さが七畳と書かれているが
他の文献では、八畳と書かれているものもあり
漱石自身は『吾輩は猫である』の中では
六畳としている。
大きな執筆机、本棚、溢れるほどの書籍の山……
部屋が小さく見えるのは仕方がないのかも(笑)
長くなったけれど
以上で、再訪問の報告は終了!
お疲れさまでした。
(おまけ)
庭にあった鴎外の詩
『沙羅(ナツツバキ)の木』↓
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/72/fb/86653f8cb75d73f58f99309c77c588bb.jpg)
褐色(かちいろ)の根府川石(ねぶかはいし)に
白き花はたと落ちたり、
ありとしも青葉がくれに
見えざりし さらの木の花。
鴎外記念館にはこの詩の碑があり、
揮毫(きごう)はなんと、永井荷風!なのです。
(鴎外の長男が永井荷風に頼んで、詩の文字を書いてもらったとのこと)
「森鴎外・夏目漱石住宅」を再訪問してきた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/13/cc/aad82c7741bf248cb8695bfbfad37869.jpg)
実は前回見学した後、家に戻ってから
写真の撮り忘れや
確認することを忘れていたことに気付き、
さらに
漱石の小説『吾輩は猫である』を再読したので、
建物の確認をもう一度したいと思い
再訪問することにした。
先月来たばかりなので
知り合いの家に再び遊びにきたような…(笑)
では早速、玄関からお邪魔します。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/40/20/bb6c6bc313a19058cd269948670371ef.jpg)
見学者はここで靴を脱いであがります。↓
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3a/f1/dc0adb27afea63a1a1f3de0bd6e4aadd.jpg)
当たり前だけれど、
この玄関を鴎外や漱石が出入りしていたのです。
玄関の照明 ↓
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4f/82/f87f837a943a6575fc2a3a5dd303e7b5.jpg)
玄関左側にある
書斎の掃き出し窓 ↓
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/57/d6/315078731684e2ce74e207e43456eb06.jpg)
玄関を上がってから見るとこんな感じ。↓
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/02/fc/cc4d7473c51c9cf6e5b0d8bcc96b32d4.jpg)
住宅の間取り図 ↓
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/46/d3/9a9d3c028bb07a376289461dab49104c.jpg)
玄関入って右側が炊事場(台所)
食器などが入った棚。 ↓
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/61/50/598ed6fa496257f5772853ed6f372942.jpg)
炊事道具 ↓
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4b/7a/1de5298824dadeb974b39088859aaa74.jpg)
漱石の小説『吾輩は猫である』の中では、
主人公の猫が食べ物を探して台所をウロウロする描写が
出てくる。
他にも、猫がお雑煮のお餅を食べて歯にくっつき、
餅を取ろうと必死になる姿が描かれているシーンも出てくる。
当時、漱石の家にいた猫がそうしていたのだろう。
炊事場の天井 ↓
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4d/a5/4e8efdd29c60fadaed588db3b29ce02b.jpg)
火を熾して煮炊きをするため
天井が高い。
外から見た炊事場のある場所 ↓
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5d/bd/c5619e0ed98ccb1c1f524342a1367a5a.jpg)
炊事場(台所)の隣にある女中部屋 ↓
三畳の部屋。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/00/7c/ab63af9b18f80d673fa764a67ad32982.jpg)
『吾輩は猫である』の中では、御三(おさん)と呼ばれる
女中が出てくるが、猫を毛嫌いするシーンが何度か書かれている。
さらに、睡眠中に歯ぎしりをするということも書かれていて
小説家の女中はプライバシーも何もないもんだなぁ…(苦笑)と。
子ども部屋 ↓
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3a/a7/5d1d6c7d40272cc15a8ec0d7198fe940.jpg)
北側から建物を撮る ↓
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1c/47/f75ca1d7ab11c8926cd37266d62b85ad.jpg)
女中部屋から女中が座敷を通ることなく、北側の廊下を通って
炊事場や子ども部屋へ行くことが出来るようになっている。
ついでに外回りの外観 ↓
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1f/83/d51cfbe66e052a8d584a9d1e11e19cfc.jpg)
裏側からも ↓
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/29/c0/166e17eb9dc9a7ac3f9782fa8ab302f5.jpg)
猫が出入りしていたと思われる
掃き出し窓 ↓
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/62/00/5d736a13953df9eec31015b326890adc.jpg)
住宅の説明を猫がしてくれている ↓
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/29/8d/001c18f30ee1439b1958b78777437629.jpg)
次の間から、奥にある座敷を見る ↓
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7a/83/00af813d2b11010a3f1ec994406fcb98.jpg)
漱石のパネル ↓
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/23/45/eaea8493d78d74aa0b3302ade1ee359e.jpg)
漱石の身長や体重まで記入されている(笑)
同じく鴎外のパネルも ↓
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5d/2c/de2ea9ab5d2e5450c4025ece95e716e9.jpg)
鴎外がこの住宅に住んだのは
わずか1年5ヶ月という短い期間。
漱石自身は、鴎外がこの家に住んでいたことを知らなかったそうだ。
ただし、鴎外は知っていたという。
鴎外の小説『青年』は、
漱石の小説『三四郎』に影響を受けたのではないかと言われていて
(ラジオ【メロディアス・ライブラリー】2022,1,2放送にも出てくる)
鴎外は漱石を意識していたのだろうなぁ、と思われる。
座敷にある床の間。
そこに飾られている掛け軸 ↓
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/36/f4/6824b9fd66f6c2e15b0e25f9a83043c1.jpg)
これ、近寄ってよーく見てみると…
漱石の小説原稿!
絶筆となった『明暗』の原稿複製 ↓
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/45/f2/9b1ad34d6574fb9c6ba886d029ab1af1.jpg)
漱石の『明暗』が執筆されたのはこの住居ではないけれど、
未完となった小説原稿が
小説を書き始めるきっかけとなったこの住居に飾られているのは
感慨深いものがある。
そして、最後はやはり執筆部屋。
漱石の執筆机 ↓
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0e/81/27d2dc3c1748082603bf149b346ad1dd.jpg)
『吾輩は猫である』の中には、
この執筆机に関する記述がある。
特注で作ってもらった机であるということと、
さらに、
猫の飼い主である苦娑弥(くしゃみ)先生が
この机の上に横になって寝てみて、
縁側に転げ落ちてしまったという話。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/57/6d/62f032b9af29aed5102c39de17dda652.jpg)
漱石の実話だろうか…?
確かにこの大きさの机なら…と、
思わないでもないけれど
ベッド代わりにはならないなぁ、と見て改めて感じた(笑)
そして、『吾輩は猫である』の原稿複製 ↓
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/42/fb/997236996f481e93fbee948999f6ce3d.jpg)
ホトトギスと赤い字で書かれていて
この原稿は第11話のもの。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6a/26/c83cfc23423f7e1eb9a5ad20f8d5c846.jpg)
この原稿の複製を提供してくれたのは
虚子記念文学館だ。
漱石の文字 ↓
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2d/e1/13c22768af46042055d213bdfe6d176c.jpg)
『吾輩は猫である』は
第11話で小説が終わる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3b/a8/502cbbdf935a48b6f03a31b7d1515141.jpg)
漱石が推敲を重ねながら
原稿を書いているのが伝わる ↓
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/05/26/52de4d9479a97bc72220841076b2a63a.jpg)
書斎で過ごす時間が多かった思われる漱石。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1a/eb/fff16e576dbe3f2ffd14b3771a138d5b.jpg)
ここから始まる執筆が
後に、“明治の文豪”と称されるようになろうとは
本人も思ってもみなかっただろう。
書斎から廊下を見る ↓
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/31/25/04e9f5c92cddc5699543d32640868525.jpg)
書斎の押し入れ ↓
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/35/6b/7c23eb68eb628541fd2c099854128e86.jpg)
明り取り窓付きの浅い押し入れ ↓
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/62/46/0b7cd62c240f6017153fc7482c65fee1.jpg)
本棚に入りきらない書籍が山積み…
書斎から縁側を見る ↓
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3b/f3/b3274eea11f4cdcf02f4714a8d6f2041.jpg)
書斎の縁側の天井 ↓
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/45/db/c02ba65c0524f4303789f4c601d2d478.jpg)
書斎にある火鉢 ↓
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/50/d0/3ce8c96a9be9c1f6c4025c7a67dee2e8.jpg)
書斎の説明 ↓
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7e/39/5e007335776ae06c3437d4046c9e4559.jpg)
書斎の広さが七畳と書かれているが
他の文献では、八畳と書かれているものもあり
漱石自身は『吾輩は猫である』の中では
六畳としている。
大きな執筆机、本棚、溢れるほどの書籍の山……
部屋が小さく見えるのは仕方がないのかも(笑)
長くなったけれど
以上で、再訪問の報告は終了!
お疲れさまでした。
(おまけ)
庭にあった鴎外の詩
『沙羅(ナツツバキ)の木』↓
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/72/fb/86653f8cb75d73f58f99309c77c588bb.jpg)
褐色(かちいろ)の根府川石(ねぶかはいし)に
白き花はたと落ちたり、
ありとしも青葉がくれに
見えざりし さらの木の花。
鴎外記念館にはこの詩の碑があり、
揮毫(きごう)はなんと、永井荷風!なのです。
(鴎外の長男が永井荷風に頼んで、詩の文字を書いてもらったとのこと)