京都の五山の送り火 如意ヶ嶽の大文字の右肩に点を加えて犬文字焼きにした事件・・てのは都市伝説だ・・というエントリを書いたが 検索してたら 読書系女子のあれこれ 旅行と本が好き。面白かった本の考察とおすすめです ・・というブログを見つけた。これで紹介されてた八月の犬は二度吠える 鴻上尚史著 講談社刊 2011年初版を図書館で借りてきた。一応先にamazonで見たのは言うまでもない。既に文庫化されてるが まあ迷わず単行本の方を見てみたら660円もする。送料入れたらほぼ1000円 10年近く前の本で定価1700円+税だから ほぼ半値近いのはどう考えても高い。幸い図書館にあったので予約にいれたらすぐ来た。まあ 著者が鴻上尚史・・て段階で嫌な予感がしたのだが・・ 氏は演劇の世界の劇作家・演出家なので小説書いてるなんて知らなかった。後付見たら小説現代に掲載されてたものらしい。おおまかな内容については先のブログを見ていただくとして まあ鴻上氏 早稲田の人らしく 本文中五山の送り火・・と正しく呼んでるのは二度だけ。他は大文字焼きだ。そんなに大文字焼きがいいなら 先に書いた秋田の大舘に行けばいいのだが 学生まあ予備校生の青春を描くには京都が一番てことだろう。実際歩いたのか?と思える記述もちらほら 出町柳から百万遍まで歩いて3分なんて 時速80キロくらいで歩かないと無理(川端通から東大路だ)・・て話は置いといて 内容も先のブログにまかせるとして(ブログでは西加茂の寮を百万遍の寮と書いているけど・・上加茂神社の向かいは百万遍ではない。百万遍は東大路と今出川の交差点あたりを言う) これ天下の講談社である。京都の地元の人が読んだら できの良し悪しにかかわらず怒るだろうな・・と思う。先にも書いたが京都のお盆は 六道さんの精霊迎えから始まって送り火で終わる正しいお盆の行事である。祭りや観光イベントではない。一応よそさんのあたしですら こいつ何もわかってないな・・と頭にくるのだから 地元ではお話では片づけられないだろう。100点満点で評価するならマイナス100点である。こういう駄本て結構あるから 面白そうだな・・だけで買うと一度読んでゴミになるのでご用心。図書館というのは本当にありがたい。一度読んだが二度と読みたくない類の駄本であった。
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