あー 一人称はあたしだがおっさんであるw念のため の友人は元同僚だ。今は返本の仕事をしている。返本の仕事って 取次に返すまで勝手に読めるので 文藝春秋を貸してくれる。今年の直木賞も 少年と犬だったか読んだが記憶に残らないほど面白くなかった。で 先日9月号の文藝春秋を貸してくれた。今度は芥川賞である。まあ 単行本でも出てるのだが2冊買えば3千円弱 タダで読めるならそれが一番だ。今回の芥川賞の受賞作品は高山羽根子氏の首里の馬と 遠野遥氏の破局である。まあ芥川賞は純文学 直木賞は大衆文学だが これまで面白いこれは単行本が欲しい・・と思ったことがない。今回も2作ともはぁ?である。首里の馬は民俗学の資料館で作業しながら 怪しいクイズの仕事をしつつ 迷い込んできた宮古馬にからむ話。読んでると詩的だな・・と思うものの それ以上の何もない。破局の方はラグビーと肉体自慢とセックスと就活で文字通り破局する話である。これはライトノベルかエロ小説か?というぐらいに中身が無い。森見登美彦氏の最近の作品を電撃文庫か?と思ったという評価があったが 電撃文庫以下にしか思えない。あたしの好きな作家って森見登美彦氏や万城目学氏なので なんだ京都オタクか?とか言われそうだが まあそうだ。好きな作家は?て訊かれたら太宰・・とか言っておけば万事うまくおさまるのだろうが 作り話は面白くなきゃ意味がない・・と思ってる。人の内面の話なんか あんたに言われたくない 自分の経験と自分の頭で考えるわい・・という人なので文学音痴と言われても甘んじて受けようw さて この2本を連続して読んでふと枕元に嫁はんが読んでる サイゴンから来た妻と娘 近藤紘一著 文春文庫刊があったので随分昔に読んだ本だが また読み返してる。初版は1981年だから もう40年も前のノンフィクションなのに こちらの方がはるかに面白いのである。事実は小説より奇なり・・を地で言ってる。大体あたしの本棚って小説は片岡義男や森見や万城目に交じって サリンジャー ケルアックがあるくらいで 他は大半がエッセイ それも寿岳章子氏や入江敦彦氏 杉本秀太郎氏 あとアウトドア系だと野田知佑氏 ソローあたりがのさばってる。他は読むけど 書棚にいらない本は古本屋に捨ててくるので どうしても偏食しがちなのだが・・ まあ大学の文学部の学生じゃあるまいし 名作を読まなくてもそれでいいのでだがw しかし文学部の学生って将来の仕事は作家・・て思って大学に行くのか?と思うと 日本は平和だな・・と思う。あたしは机上の空論よりも手に職だったので 余計にそう思うのかも知れないが
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