私はメンタルチャットの管理人

メンタルチャットでおこるさまざまな非日常

一年ぶり

2021-09-05 12:50:35 | メンタルヘルス
東京も神奈川もコロナ新規感染者数が落ち着いてきたが 9月の1日は年に一度のあたしの心臓血管の検診日で 昭島に行ってきた。立川から青梅線に乗ると東京はいえ結構のどかなのでなんとなくほっとする。病院は拝島と昭島の中間あたりで 駅から病院のシャトルバスが出てるのだけど コロナのご時世 狭いハイエースに乗るのもためらわれるので 歩くことにして拝島まで行く。拝島の方が昭島よりはちょいと近い。雨の予報が出てたが結局降られなくて傘が邪魔になってしまった。大手術からもう5年半 数千万かけた大手術の結果は良好。どこにも漏れはないそうだ。執刀医の鈴木先生の腕が良かったのだろう。まあしかし 大きな病院なのでマスクはしてるもののなんとなく不安。診察の前に全身のCTを取らなきゃいけないので7時に出たのだが 帰ってきたら昼前。CTの順番待ち 診察の順番待ち 会計の順番待ち・・とほぼ7割ぐらいは待ち時間だからご老人にはきついだろうな・・と思う。あたしは急性大動脈乖離で 肺と脳に行く大動脈2本を人工血管に置換してるのだけれど 全身の大動脈もあちこちやられてるそうで 特に右足の方は置換するほど酷くはないが もし内膜剥離したら足が壊死して切断するようである。幸いそこまで悪くは無かったようだが 未だに後遺症で右足は痺れる。まーそんなこんなで 経過は良好。お医者さんて高い収入でいいよなーとか思うのだけど 国家試験受かるまでいっぱいお金かかるわけだし あたしの執刀医なんか11時間立ちっぱなしで手術してたわけで ちょいと間違えたらリカバリーできなかったら患者は死ぬわけで 責任の重い仕事だからそれなりの収入があるのは当然だな‥と思う。みんな元気なうちは病院には縁がないと思うが もしこういう事態になったら運んでほしい病院は調べておくべきだと思う。あたしは救急隊がアサインしてた病院に運ばれてたら心臓血管外科は無かったから死んでたわけだが 嫁はんが強く言ったので 多摩では一番優秀な心臓血管外科のある病院に運ばれたから助かったようなもんだが それでも生還率1桁ちょいである。ラッキーだったと思うしかない。今 コロナで救急搬送も怪しい状況下だけど もし自分が救急で大手術がいるようなことにならんとも限らんので 周囲の大病院は調べておくべきだ。
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第165回芥川賞受賞作

2021-09-05 11:57:21 | メンタルヘルス
あたしが活字中毒なのを友人は知ってるので文藝春秋の9月号を貸してくれた。彼は読むわけではないが仕事の関係で借りられる。特別価格1100円と高いのは 今年後半の芥川賞の受賞作2作品が載ってるからだろう。2作品とも読んだ感想をちらりと。
1.貝に続く場所 石沢麻依著 確固と現実 生者と死者 失われた記憶の断片 シャーマンじみた女性 犬 そして海 巡礼と貝殻 これが多層階層になっている。誰が生きていて 誰が死んでいるのか混乱するが それぞれが記憶の断片を持ち 最期はあるべき場所に戻るような話。言葉遊びが見事で そういう意味では文学だな・・とは思うが あたしの好みでは全くない。友人が図書館で借りようとしたら14人待ちだったらしいから そんなに需要はないのかも。ブレイディみかこの僕はイエローでホワイトで・・みたいに132人待ちとかみたいな異常な待ちで無いだけマシ。半年もすれば読めるだろう。あたし? 才能ある人だな・・とは思うが好みではない。
2.彼岸花が咲く島 李琴峰著 とっつきはすごく悪い。なんでこれが芥川賞?とか思うが我慢して読めば最後の方で全部の謎が明かされる。まあ これを書いちゃうと話の全容が見えちゃうので あるかもしれない近未来の寓話・・と書いておくだけにする。タイトルの彼岸花・・というのは曼殊沙華のことだが この花 死者と近い距離にある花だけにうまいタイトルつけたもんだな・・とは思うが 読んでみればわかるのだけど 実際は彼岸花ではなく芥子だと思うが そこは文学。キャッチーなタイトルをつけるのもありだろう・・ということでこれはこれでいい。寓話なので文体は読みにくいのだが 言葉遊びがほとんどない分読みやすくはある。まあ これも読んじゃったからもういい。
というわけで 芥川賞二作品を読んだわけだが 若者の本離れがなんとなくわかる気がする。先日年に1度の大検査で病院行くのに電車に乗ったのだが老いも若きも10人中8人はスマホをいじってる。昭和の時代だと3割くらいは本を読んでたものだが・・まあ それがいいか悪いかはここでは言わないが なんかみんな同じ(見てるものは違うだろうが)行動というのは ちょいと恐ろしい気がする。
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