「トランプ信者」潜入一年: 私の目の前で民主主義が死んだ

横田 増生著　小学館刊　2022年初版　463P　2200円
先に読んだ潜入ルポamazon帝国の横田さんの本。当然図書館の本だ。フォーサイト、スローニュース、週刊ポストに掲載された記事を大幅加筆修正したもの。とにかく面白い。今頃になって著者何者？と裏を見てみたら関学からアイオワ大を出てる。裏に小太りのさえないおっさんがＭＡＧＡ帽かぶってＩ♡ＴＲＵＭＰのＴシャツ着てる写真が出てるｗ　内容は今回の大統領選に共和党のボランティアとして潜入して書いたルポだが　トランプが大統領になるまで～大統領時代とトランプ家の歴史も書かれていて　調査能力すごいな・・と思う。まあバイデンに負けて連邦議事堂襲撃事件まで一気に読ませる。借りてきた時には400ページ以上あるので　何日かかるのかと多少怖気づいたが　読み始めたら面白いうえいいテンポで読ませるのでほぼ2日で読んでしまった。これを読むと・・というかまあトランプは馬鹿とは思ってたが　これほど酷いとは思わなかった。併せてアメリカは広いな・・と。州によっては銃の携行が認められてるし　軍用のアサルトライフルまで買えるし持ち歩ける・・てのはちょっと驚き。戦後の日本から見るとアメリカ人てリベラルで文化度が高く教育水準も高く・・て思いがちだけど　ああ　あと美男・美女が多い・・てのもあるかｗ　実際は日本から見て表に出てきて見えてるごく一部の人達がそうなだけで　大半は普通かそれ以下だったりするので　アメリカ人が絶対的評価基準なわけではないのに気づかされる。音楽や文化的にはみる物は多いけど　なんだかなーである。あたしからすれば　一番は英国（乗ってる車もＲｏｃｋもｗ）なのである。これ一冊読めば史上最低のアメリカ大統領だったトランプについてすっきりわかるので一読をお薦めしたい。いいお値段なので図書館をお薦めする。面白いけど　本棚に置いておきたい本かと言われるとあたしはもういいや・・だ。