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ほんとうの定年後 「小さな仕事」が日本社会を救う

2023-03-09 18:34:41 | メンタルヘルス
坂本貴志著 講談社現代新書刊 2022年初版 362P 1012円
週刊誌の書評で見て 買う気はないけど読んでみたくなって図書館検索で借りた本。予約入れた時点で37人だか54人だか待ちでそれほど人気があるというか みんな不安なんだろう。実はこれ出かける寸前にご用意できました・・になって 行く日に取ってきてもらったのだが 帰ってきたらもう9日たってる・・次に待ってる人が16人もいるので読めるのはあと4日・・というハードな読み方。で まず気になったのが統計データを駆使して定年後の仕事とか小さな仕事に半分くらい費やしてること。4割くらいは実際の例なのだが とにかく文章が下手すぎる。著者何者?と見たら1985年生まれだからまだ38だ。なんでこんな達観した本が書けるのか?と思えば まあ経歴だろう。一ツ橋の院→厚労省→内閣府→三菱総研→リクルートだそうな。言ったら悪いが立派な経歴なので社会の中級以下は目に入ってない感じだ。図表と数字を多用するあたりは いかにもお役人の報告書。話の展開も政権側が考える分析に沿ったものを 回りくどく述べてるだけなので へぇ・・でしかない。あたしは底辺から這い上がってきたソフト屋で それも大きく成功した人では無いので どこの世界の話?という感じだ。これを100人近い人が待ってるわけで 本当に自己啓発に使いたいなら1012円なんだから買って読めよと言いたが1012円の余裕すらない人が待ってるんだと思う。定年を意識するのは40~50代なのに いくら頭が良かろうが実体験 それも底辺で働いた経験の無い人が 役所が集めた都合のいいデータを元に 役所に都合のいい内容を本にした・・としか思えない。常に上から目線だしなぁ。というわけで半分くらいまでパラパラ読んだが 何も得るところがない。お役所がこうだからこうしなさい・・と上から目線で言ってるだけ。後半の実例も成功体験話だけなんで これが現実というなら 成功しなかった話も入れなきゃ実態を表してないだろ・・と思う。あたしは正規で頑張って働いてて仕事も充実してて楽しかったけど 大病で死にかけて 定年を考える以前に降りざる得なくなった人だ。これを読んでると役所て妄想で政策決めてんのね・・と思わざる得ない。まあ読んでみた方がいいけど おとぎ話のハッピーエンドみたいな展開なので期待しないように・・とだけは言っておく。
コメント
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