自転車ツーキニストの憂鬱

疋田 智 (著)　ロコモーションパブリッシング刊　2005/4初版　285P　1500円＋税だが　amazonでは1円　amazonの購入履歴に無いので　多分京都の古本屋で100円で買ったんだろう。
　私は思うのだが、自転車は人類の未来に大いに関わってきているのではないか。これは別段、大袈裟な話ではないのだ。ウソだと思ったら、ヨーロッパの自転車先進国地域に行ってみるといい。環境のため、健康のため、渋滞緩和のため、死亡事故防止のため、自転車がどこまで有意義に生かされているか、わかってこようというものだ。京都議定書も発効した今、自転車を語ることは人類の未来を語ることなのである。・・と語る著者は　東大文学部卒の　、TBSテレビ情報制作局情報1部担当部長兼チーフプロデューサーだそうだ。57歳　裏でEdgeのインストーラーが走ってる関係で極めて遅いので不快。自転車ツーキニストという言葉を広めた人らしいが　極めて常識人というか常識人すぎて面白さに欠ける。あたしも倒れるまでは雨の日も風の日も凍える夜も自転車通勤だったし　彼女も今でもそうなんで　だから何？だったりする。職場の近くに住んでるのは電車通勤が嫌だからだし　住みたい街だったからだし　自営なので何処からも通勤手当が出ないというのもあるし・・　元々は月間バイシクルクラブのコラムやメルマガを編集したものなで　当たり障りのない話に終始する。大量に挟まれてる　中央線の秋って漫画はシュールだが昭和の人ならふ～んで終わるような代物。あんまり色のない著者なので　暇つぶしに読むなら悪くはないが買ってまで読む本ではない。これも古本屋に捨ててこよう。