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私の上に降る雪は わが子中原中也を語る

2024-12-04 08:03:58 | メンタルヘルス

中原フク(著)村上護(編)講談社刊 1973/10初版 274P 680円

なんかに紹介されてたんでちょいと興味があったのでメルカリのぞいたら900円台くらいからある。買われてるのは1400円台とか 結構いいお値段。でamazon見に行ったら これハードカバーなんだが50年近く前の古書なのに 頭おかしいんじゃないか?と思える12800円・・安いのでも7000円弱・・正気の沙汰とは思えない。1998年に講談社学芸文庫から出てるが これも絶版らしく1700円・・・とにかく中身がわかんないのでamazonの 《私はあの子のことを、よくわかってやろうとしませんでした。……中也が詩を作るのに反対しながら、私は一方でお茶ばかり熱中していたんです。》
明治40年、医者の長男として山口県湯田温泉に生まれ、生涯仕事に就くことなく30歳で天逝した詩人の姿を94歳になった母が悔恨と愛惜の情を込めて話す。中也を知る必須の資料であり、美しい感動を伝える書。・・を頭から信じられん。で まさかないよなー・・と思いつつ図書館検索したら ハードカバーも文庫も所蔵してるんで ハードカバーの方を借りた。すぐに準備中になったまでは良かったんだが もう戦前の本みたいな 茶色く焼けてボロボロ。背表紙に書庫・・てシールがあるので 借りる人は少ないが中原中也がらみなので除籍できません‥という感じ。で 中原中也って若くして夭折した天才詩人らしいという位の認識しかないのでwikiで見てみると 1937年に30歳で死去してる。昔神童 今ただの人どころか 生涯一度も働かずにオカンに金の無心ばかりして 酒と女に溺れた放蕩息子だったらしいが あたしと同じで出来の悪い子ほどオカンは可愛いのだろう。本書は母中原フクさんの手で書かれた中也の伝記本。間に中也の詩が挟まれてるのは 編集の村上さんの工夫。まあ なんでこんなもんが こんな高値がついてるのか理解できないのは あたしが詩音痴だからだろうが・・まーあの当時の文士て みんなろくな生き方してないので仕方ないのだが・・というわけで あたしには何も響かなかった。お好きな方はどうぞ。

 

 

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