井形 慶子 (著) 講談社刊 2013/5初版 197P 1400円+税。手元にあるのは2015年に買った古本でamazonのマケプレで買ったので記録が残ってるが143円で買ってる。 重版されなかったらしくもう絶版で今はamazonで良い・・が1円。 英国生活情報誌「ミスター・パートナー」編集長で毎年連続「住みたい街ナンバーワン」に輝く人気の街・吉祥寺で、500万円の格安老朽マンションを英国風ペントハウスに再生させたドキュメント『老朽マンションの奇跡』は大きな話題を呼んだ。今も自ら暮らす吉祥寺で、30年来の憧れだったロンドンの高級住宅地にフラットを購入しセカンドライフに備えるなど、「住まい」を通じて人生の夢をかなえてきた実践者だ。買う側の立場に立って「人気の街に、格安予算で、理想の家を手に入れる方法」を徹底的に追求した「お宝マンション発掘エッセイ」講談社MOOK「セオリー」誌の連載を軸に、新たに書下ろしを加えて単行本化されたそうだが 実は非常に眉唾ものの本だったりする。あたしも 元吉祥寺の住人で南側 井の頭公園の隣に住んでた事がある。親父が麻布のスイス大使館勤務で狭い借家。あたしはもろ関西人なので仕事で嫌々東京に出てきたのだが 中央線では憧れの街 若者の街 独自の文化・・と外からは見えるらしいが あたしからすれば ちょっと変わった雑多なリトルトーキョーでしかない。住んでたのは相当昔だが この当時でも既に不動産は高値で庶民が買えるような状況では無かったので 相当盛った話だなぁ・・と思って読んだ。たまたま大掃除してたら 単行本の詰まったミカン箱が出てきて その中の1冊。京都に憧れて町家暮らしで何冊も本を出してる麻生圭子さんが よく井形慶子さんと間違われる・・と不満を言われてたが 麻生さんとて東京生まれなのでベタな関西人のあたしから見ると どんぐりの背比べでしかない。麻生さんも結局 自分でこさえた京都のイメージに耐え切れなくなって 今は滋賀に転出されたらしいが。さて 話は戻るが本書が出たのが 2013年。あたしもこの頃に中央線でもっと西だが中古を買ったので 相場感は当然ある。 井形さんのおっしゃる価格帯だと 相当無理がある。住みたい街ナンバーワンの吉祥寺だが 彼らが住みたいのは駅の近くで五日市街道の方って普通の住宅地でバス便になる。あたしは吉祥寺に住んでいながらJAZZ喫茶だけ・・て住み方だったので 新宿や渋谷とは違う中央線文化があるのは認めるが 買うにしても借りるにしても決して安い物件が出るところではない。更にブランドイメージとしては国立に負ける・・国立は西武が開発したお屋敷町で一ツ橋があるが 大きな商業施設はほぼなんもないが。国分寺光町の米軍ハウスに住んでた事もあって 国分寺市民でもあり 駅が国立だったし国立市民でもあったし なんであんなゴミゴミした街が住みたい街のナンバーワンなのかはよくわからない。それも吉祥寺らしいのは駅周辺だけで 少し離れるとただの住宅地なんだが・・本書はどうも盛った話だらけなのだが 唯一同意できるのは 不動産屋も言う 1にロケーション2にロケーション 3,4が無くて5にロケーションというくだりだけ。そもそも ここ数年で東京の不動産は高沸してて 中央線沿線でも身近な感覚としては倍までは行かないが6割ぐらいは上がってるので不動産がらみとしては既に終わった本。井形さんのお家探しエッセイとしてならいいが・・死にかけて仕事を失ったあたしとしては もう東京はいいので京都に戻りたくて 京都で物件探しをしてるが こちらはほぼ2倍だ。築年数不明長屋の狭い町家が5千万オーバーで 昭和の時代に建てられた学生向けワンルームマンションのデトム・ワンてシリーズが大体1千万弱なので もう手が出ない。京都の中心部はほぼ倍になった・・という認識で うちらで買えるのは山科の廃墟か地下鉄の駅からバス20分の団地か叡電で宝ヶ池 市民なら国際会議場のイメージだが そこの団地くらいしか無理。親は空自の技官だったので転勤が多かったので ボロの官舎住まいだったから あたしも新築や理想の戸建てに興味は無く家に暮らしを合わせるようなところがあるので 結果ロケーションが良ければそこそこの中古で十分。最近 不動産投資会社の八尾さんて人の書いた なぜ、富裕層は京都に投資マンションを買うのか?なんて 本がフリマで安く出てたんで買おうかと思ったが そもそも富裕層ではないし 投資に興味もないので 検索してレビュー見てみたら不動産投資セミナーみたいな内容でした・・というのばっかで笑った。これにしても 洛中は景観条例で高層は建てられないので勢い周辺に行くのだが 住んだことがないと とんでもない物件を掴まされるので要注意である。いかにも京都らしいのは洛中の限られたエリアだけで 他は静かな住宅街の中にいきなり重文があるようなところだし 住んだら毎日寺巡りするわけでもあるまいし。 で買ったのは 幻冬舎なんであんまり期待してないが phaさんの どこでもいいからどこかへ行きたい・・というエッセイで 新本でも660円だが 図書館に無いのでやむなくメルカリで古本を買った。冬の鴨川でゆりかもめにかっぱえびせんやらベビースターを空中キャッチさせたり なんで東京には鴨川が無いんだろう?という内容らしいんでハンバーガー1個なら悪くないと思う。あたしも鴨川でアオサギにパンの耳投げてたことがあるから。 同氏のパーティが終わって中年が始まる は あったんで予約入れたが年明けになるだろう。
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