コロナ対策で前売り日時指定券のみだった第72回正倉院展、博物館への道のりも去年とは大違い。観光客も半減、鹿も寂しそうでした。
人が少なかったこと、正倉院展が日時指定だったこともあって良かったことも。去年のように人越しに鑑賞したり、順番を待ったりということなくゆったり観ることができたんです♪音声ガイドを借りたところ、正倉院文書に伝わる最古の琵琶の楽譜や伎楽の調べが収録されていて雰囲気もアップ。 楽器、伎楽面、遊戯具、調度品、佩飾品、染織品、文書・経巻などが出陳されていた中、興味深かったのが薬関係。光明皇后は今日の病院に当たる施設を作るなど救済事業に尽力されたそうですが、その一環として薬物が献納され、病人に分け与えられたそう。奈良時代の疫病との闘いが令和のコロナとの闘いとダブります。
2020年・姉妹で正倉院展