![]() | 浄土 |
町田 康 | |
講談社 |
性懲りなく読んでしまった。
この文体、源氏物語の時代から日本語の流れである。
翻訳日本語とは一線を画す高貴な文体である。
犬死、とぶさらえ、あぱぱ踊り、本音街、ギャオスの話、一言主の神、自分の群像
あいかわらずの洞察力もさることながら、「きれぎれ」と比べて心理描写・説明が格段に力強くなったと思う。
僕のようなダメ人間の心にささる。「ドキッ」としてしまう。
ところで、「ビバ、カッパ」よくわかる。ホントによくわかる。
でも、大企業のエリートには同じように伝わらんだろうと思うぜちきしょう。