それが一番の問題

概要は後からついてくる

浄土 町田康

2010年09月20日 | 小説
浄土
町田 康
講談社


性懲りなく読んでしまった。

この文体、源氏物語の時代から日本語の流れである。
翻訳日本語とは一線を画す高貴な文体である。

犬死、とぶさらえ、あぱぱ踊り、本音街、ギャオスの話、一言主の神、自分の群像

あいかわらずの洞察力もさることながら、「きれぎれ」と比べて心理描写・説明が格段に力強くなったと思う。
僕のようなダメ人間の心にささる。「ドキッ」としてしまう。

ところで、「ビバ、カッパ」よくわかる。ホントによくわかる。
でも、大企業のエリートには同じように伝わらんだろうと思うぜちきしょう。
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