それが一番の問題

概要は後からついてくる

スティーブ・ジョブズの弊害

2012年10月05日 | 雑感
Mac好きのインテリアはミニマリストが多い。
無駄を省くのはいいが、あまり生産的な感じがしない。

仕事用の机にラップトップとiPhoneだけだなんて非現実的。
「書斎」と称して、Macとちょっといいスピーカーだけの机を見ると、
きっとヤフートピックスくらいしかアクセスしないんだろう、と思う。

その仕事場へ向かうのが好きだったり、その書斎にいる時間を作ることが快感なんだろう。
それでもいいんだが、おもしろいものが生まれる空間には見えないし、創造的な空間ではないと思う。
そのための仕事、そのための書斎じゃないのか?

で、このmac的ミニマリストのグルはジョブズだったと思う。
彼の家には家具がなかった時期があると読んだ記憶があるし。
仕事場は知らないけど。

ジョブズは、ヒッピー的だし、禅だとかの東洋的な考え方に影響されてたし、
今(ちょっと前か?)流行の断捨離に惹かれていたとみて良いだろう。

それがアップルの製品に反映されたのは、すばらしいこと。
僕もmacのシンプルなデザインは好きだ。

でもね、だからといって、自分の空間からmac以外のあらゆる物を排除するのは危険だ。
macのexteriro designが優れているから、それでもサマになってしまうからタチが悪い。

現場ってのは、もっと、いろんなものがあって、わりきれなくって、ゴチャゴチャするんだ。
教室と社会が違うように、macとそれが使われる現場ってのは違うもんなんだ。
だから大抵の場合、mac的ミニマリストの整然とした部屋には、なにか欠落している雰囲気が漂う。

そこでチルってるのもいいけどさ、もっとおもしろいことがあるはずだよ、と思う今日この頃。
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