それが一番の問題

概要は後からついてくる

騎士団長殺し 村上春樹

2017年08月21日 | 小説
村上春樹の長編小説を読んだのは約10年ぶり。

本作は「ねじまき鳥クロニクル」に似てると感じた。
穴、大東亜戦争時へのリファレンス、主人公があまり仕事してない感じ。
食事、音楽、スーパーナチュラルとか。

「海辺のカフカ」にもそんな感じもモチーフがあったような。
ジョニーウォーカーさんだっけか。「元来」とよく言う人だっけ。違ったっけ。

そんなことばかり考えて読んだ。

本作の世界観を僕は村上春樹以外に知らない。
好き。できる男が仕事に追われず淡々と日常を過ごす感じ。
穴に入っていく感覚。瞑想的なことして、自分のパワーアニマルにあう感覚。
映画「ファイトクラブ」で主人公が出会うペンギンみたいなもんだ。

ただ、「ねじまき」を読んだ人間にはあまり新鮮味がないのではないか。

あと、比喩がちょっとね、、、。
なんだろう。齢か?なんか気になった。
言いえて妙だったりするけど、背景とあっていないというか、
得意げに書いている気がしてしまった。

一流のプロだし、当然といえば当然だけど、
文章は本当に上手。それだけでも読む価値はあると思う。

1Q84を読んでみようかな、、、。

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