それが一番の問題

概要は後からついてくる

流星シネマ 吉田篤弘

2020年10月11日 | 小説


大好きな小説家の一人。久々に読んだ、仕事が少し落ち着いた週末に。自分の部屋で。

いくつかのシーンと、登場人物のイメージがあって、
それらを繋げたのかな、と思う。そんな気がした。

相変わらず素敵な世界感。自分も住んでみたいと思う。
少し退屈かも知れないけど、落ち着いて、丁寧に暮らす毎日。
死活問題にはならない範囲で悩み、でも
どこか淡々と生きていけそうな気がする。
(小説の中ではもちろんハプニングというか、イベント的なことは起こるけど。)

登場人物もとてもユニークで素敵。
自分の周りにはいないけど、
いそうな、いや、いて欲しい感じ。
小説の世界観に於ける存在には違和感がない。とてもいい感じ。
一緒に仕事したくなるような人たち。
心が少し優しくなり、そして、人生に少し前向きになれた気がする。

大切に残しておきたい心象風景が増えた。

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