2019-1202-man3437
万葉短歌3437 陸奥の3182
陸奥の 安達太良真弓 はじき置きて
反らしめきなば 弦はかめかも 〇
3182 万葉短歌3437 ShuG403 2019-1202-man3437
□みちのくの あだたらまゆみ はじきおきて
せらしめきなば つらはかめかも
〇=出典未詳。
【編者注】譬喩歌(3429-3437、9首)の第9首。女。左注に、「右一首陸奥国(みちのくにの)歌」。
【訓注】陸奥(みちのく=美知乃久)[福島県]。安達太良(あだたら=安太多良)[安達太良山]。はじき置きて(はじきおきて=波自伎於伎弖)[「・・・弦をはねたきりで」]。反ら(せら=西良)[「<反(そ)ら>の訛り」]。弦はかめ(つらはかめ=都良波可馬)[≪つら≫は、弓のつる(『詳説古語辞典』)。02-0099梓弓 都良絃取波気(あづさゆみ つらをとりはけ)、07-1329吾田多良真弓 著絃而(あだたらまゆみ つらはけて)]。
*** 万葉集 巻14 譬喩歌(3429-3437、9首) 終 ***