2019-1206-man3441
万葉短歌3441 ま遠くの3186
ま遠くの 雲居に見ゆる 妹が家に
いつか至らむ 歩め我が駒 〇
3186 万葉短歌3441 ShuG408 2019-1206-man3441
□まとほくの くもゐにみゆる いもがへに
いつかいたらむ あゆめあがこま
〇=出典未詳。
【編者注】雑歌(3438-3454、17首)の第4首。男。左注(読下し)に、「柿本朝臣人麻呂が歌集には<遠くして>といふ。また<歩め黒駒>といふ。」
【訓注】ま遠く(まとほく=麻等保久)[「<ま>は接頭語。・・・<間遠し>〔03-0302差間遠焉(ややまとほきを)〕とは異なる]。雲居(くもゐ=久毛為)。妹が家(いもがへ=伊毛我敝)。我が駒(あがこま=安我古麻)。