万葉短歌-悠山人編

万葉短歌…万葉集全4516歌(長短)のうち、短歌をすべてJPG&TXTで紹介する。→日本初!

万葉短歌3453 風の音の3198

2019年12月18日 | 万葉短歌

2019-1218-man3453
万葉短歌3453 風の音の3198

風の音の 遠き我妹が 着せし衣
手本のくだり まよひ来にけり  

3198     万葉短歌3453 ShuG423 2019-1218-man3453

かぜのとの とほきわぎもが きせしきぬ
  たもとのくだり まよひきにけり
〇=出典未詳。
【編者注】雑歌(3438-3454、17首)の第16首。男。
【訓注】風の音(かぜのと=可是能等)[<と>は<おと>(音)。01-0003(長歌、2か所)奈加弭乃 音為奈利(なかはずの おとすなり)、奈加弭乃 音為奈里(なかはずの おとすなり)、-0077大夫之 鞆乃音為奈利(ますらをの おとすなり)、など]。手本のくだり(たもとのくだり=多母登乃久太利)[「袖の縫い返しの折目をいうか」]。