2019-1223-man3458
万葉短歌3458 汝背の子や3203
汝背の子や 等里の岡道し なかだ折れ
我を音し泣くよ 息づくまでに ○
3203 万葉短歌3458 ShuG433 2019-1223-man3458
□なせのこや とりのをかちし なかだをれ
あをねしなくよ いきづくまでに
〇=出典未詳。
【編者注】相聞(3455-3566、112首)の第4首。女。
【訓注】汝背(なせ=奈勢)[「妻が夫を親しんで呼んだ言葉」。02-0165弟世登吾将見(いろせとあがみむ、弟背)、16-3885(長歌)名兄乃君(なせのきみ、汝背)]。等里(とり)[地名]。なかだ折れ(なかだをれ=奈可太乎礼)[「半ばで折れ曲がって」]。我を音し(あをねし=安乎祢思)。