万葉短歌-悠山人編

万葉短歌…万葉集全4516歌(長短)のうち、短歌をすべてJPG&TXTで紹介する。→日本初!

万葉短歌3443 うらもなく3188

2019年12月08日 | 万葉短歌

2019-1208-man3443
万葉短歌3443 うらもなく3188

うらもなく 我が行く道に 青柳の
萌りて立てれば 物思ひ出つも  〇

3188     万葉短歌3443 ShuG412 2019-1208-man3443

うらもなく わがゆくみちに あをやぎの
  はりてたてれば ものもひでつも
〇=出典未詳。
【編者注】雑歌(3438-3454、17首)の第6首。男。
【訓注】うらもなく(宇良毛奈久)[「裏心、心配事」なく。12-2968裏毛無、-3180浦毛無、など]。我が(わが=和我)[「われわれ」の]。青柳(あをやぎ=安乎夜宜)[「<柳(やぎ)>は<楊木(やぎ)>で・・・独立の形では用いられない。」 05-0817阿遠也疑(あをやぎ)、-0825阿遠夜疑(あをやぎ)、など]。萌りて(はりて=波里弖)[張って、膨らんで]。出つ(でつ=弖都)[「<出(い)でつ>の約」。集中ここだけ]。