万葉短歌-悠山人編

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万葉短歌4002 片貝の3717

2021年06月17日 | 万葉短歌

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万葉短歌4002 片貝の3717

片貝の 川の瀬清く 行く水の
絶ゆることなく あり通ひ見む  大伴家持

3717     万葉短歌4002 ShuI284 2021-0617-man4002

□かたかひの かはのせきよく ゆくみづの
  たゆることなく ありがよひみむ
○大伴家持(おほともの やかもち)=03-0403歌参照。
【編者注】巻17(3890~4031、百四十二首)の第113首。左注に、「四月廿七日大伴宿祢家持作之」。
【訓注】片貝の 川(かたかひの かは)=可多加比能 可波)[「立山の北、猫又(ねこまた)山に発し、北西に流れて魚津で海に注ぐかわ」]。あり通ひ(ありがよひ=安里我欲比)[集中12か所に出現、直前では3992注参照]。