万葉短歌-悠山人編

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万葉短歌4019 天離る3730

2021年06月30日 | 万葉短歌

2021-0630-man4019
万葉短歌4019 天離る3730

天離る 鄙ともしるく ここだくも
繁き恋かも なぐる日もなく  大伴家持

3730     万葉短歌4019 ShuI326 2021-0630-man4019

□あまざかる ひなともしるく ここだくも
  しげきこひかも なぐるひもなく
○大伴家持(おほともの やかもち)=03-0403歌注参照。
【編者注】巻17(3890~4031、百四十二首)の第130首。4020左注参照。
【訓注】天離る(あまざかる=安麻射可流)。鄙ともしるく(ひなともしるく=比奈等毛之流久)[「なるほど田舎に在るということがはっきりして」]。ここだくも(許己太久母)[<こんなにも多く>]。なぐる(奈具流)[<なぐ>は「安らぐ」。奈呉に懸ける]。