万葉短歌-悠山人編

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万葉短歌4439 松が枝の4111

2022年08月01日 | 万葉短歌

2022-0801-man4439
万葉短歌4439 松が枝の4111

松が枝の 地に着くまで 降る雪を
見ずてや妹が 隠り居るらむ  石川朝臣

4111     万葉短歌4439 ShuJ629 2022-0801-man4439

□まつがえの つちにつくまで ふるゆきを
  みずてやいもが こもりをるらむ
〇石川朝臣(いしかはの あそみ)=題詞に、「内命婦石川朝臣」。編者注。
【編者注】巻20(4293~4516、二百二十四首)の第147首。題詞に、「冬日幸于靭負御井(ゆけひの みゐに)之時内命婦石川朝臣応 詔賦(ふする)雪歌一首 諱曰邑婆(いみなは おほばといふ)」。左注(要旨)に、水主内親王(もひとりの ひめみこ)の病を心配して、元正女帝が女官らに雪の歌を奉れと命じたら、ただひとり石川命婦だけがこの歌を作って奏した、と。左注第二に、「右件四首上総国大掾正六位上大原真人今城(おほはらのまひと いまき)伝誦云尓 年月未詳」。
【訓注】妹(いも=伊毛)[「元正天皇の立場で水主内親王を親しんで呼んだもの」]。
【編者注-石川朝臣】(以下、『万葉集事典』による。)この見出し語を「石川郎女(6)」へ送る。さらに「石川郎女」見出しに、同人異人合わせて(1)から(7)まで載る。この歌の作者(6)は、04-0518、20-4439の各短歌、03-0461、03-0667の各左注、に登場する。

【2022年08月01日】2010年11月01開設から 4290日
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