万葉短歌-悠山人編

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万葉短歌4460 堀江漕ぐ4132

2022年08月22日 | 万葉短歌

2022-0822-man4460
万葉短歌4460 堀江漕ぐ4132

堀江漕ぐ 伊豆手の舟の 楫つくめ
音しば立ちぬ 水脈早みかも  大伴家持

4132     万葉短歌4460 ShuJ670 2022-0822-man4460

□ほりえこぐ いづてのふねの かぢつくめ
  おとしばたちぬ みをはやみかも
〇大伴家持(おほともの やかもち)=03-0403歌注参照。以下三首、原文に作者名なし、依拠本に拠る。
【編者注】巻20(4293~4516、二百二十四首)の第168首。題詞なしに、以下三首。4462左注参照。
【訓注】堀江(ほりえ=保利江)。伊豆手の舟(いづてのふね=伊豆手乃船)[「伊豆は良船の産地として聞こえていたらしい」。20-4336伊豆手夫祢(いづてぶね)]。楫つくめ(かぢつくめ=可治都久米)[「櫓の穴(へそ)をかぶせる舷の突起」。09-1540付目緘結跡(つくめむすぶと)」]。水脈(みを=美乎)。