万葉短歌-悠山人編

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万葉短歌4455 あかねさす4127

2022年08月17日 | 万葉短歌

2022-0817-man4455
万葉短歌4455 あかねさす4127

あかねさす 昼は田賜びて ぬばたまの
夜のいとまに 摘める芹これ  葛城王

4127     万葉短歌4455 ShuJ660 2022-0817-man4455

□あかねさす ひるはたたびて ぬばたまの
  よるのいとまに つめるせりこれ
〇葛城王(かづらきの おほきみ)=「天平八年(736)の十一月十一日に臣籍に下る以前の橘諸兄の名前」。第17-3922歌注参照。
【編者注】巻20(4293~4516、二百二十四首)の第163首。題詞に、「天平元年班田之時使葛城王従山背国贈薩妙観命婦〔(4438歌注参照)〕等所歌一首 副芹子褁(せりのつつみに そふ)」、次歌左注参照。擬贈歌。
【訓注】あかねさす(安可祢左須)。田賜びて(たたびて=多々婢弖)[「<賜(た)ぶ>は<賜(たま)ふ>の約」]。ぬばたまの(奴婆多麻乃)。