万葉短歌-悠山人編

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万葉短歌4456 ますらをと4128

2022年08月18日 | 万葉短歌

2022-0818-man4456
万葉短歌4456 ますらをと4128

ますらをと 思へるものを 大刀佩きて
可尓波の田居に 芹ぞ摘みける  薩妙観

4128     万葉短歌4456 ShuJ660 2022-0818-man4456

□ますらをと おもへるものを たちはきて
  かにはのたゐに せりぞつみける
〇薩妙観(さつ めうくゎん)=第20-4438歌注参照。
【編者注】巻20(4293~4516、二百二十四首)の第164首。題詞に、「薩妙観命婦報贈歌一首」、左注に、「右二首左大臣読之云尓 左大臣是葛城王後賜橘姓(せいを)也」。擬答歌。
【訓注】ますらを(麻須良乎)。大刀(たち=多知)。可尓波(かには)[「京都府相楽郡〔(そうらぐん)〕山城町〔(2007年03月から木津川市)〕綺田(かばた)の地」。蟹を掛け、蟹満寺がある]。