万葉短歌-悠山人編

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万葉短歌4458 にほ鳥の4130

2022年08月20日 | 万葉短歌

2022-0820-man4458
万葉短歌4458 にほ鳥の4130

にほ鳥の 息長川は 絶えぬとも
君に語らむ 言尽きめやも  馬国人

4130     万葉短歌4458 ShuJ664 2022-0820-man4458

□にほどりの おきながかはは たえぬとも
  きみにかたらむ ことつきめやも
〇馬国人(うまの くにひと)=「河内国伎人郷〔(くれのさと、くれひとのさと)〕の人。」(『万葉集事典』)
【編者注】巻20(4293~4516、二百二十四首)の第166首。「天平勝宝八歳***歌三首」の第2首。擬答歌。左注に、「右一首主人散位寮散位馬史国人」。
【訓注】にほ鳥(にほどり=尓保杼里)[「水鳥のかいつぶり。水中に息(いき)長くもぐるので<息長>に懸けたもの」]。息長川(おきながかは=於吉奈我河波)[「滋賀県坂田郡伊吹町〔(2005年2月から米原市)〕の伊吹山に発して同郡近江町〔(2005年10月から米原市)〕で琵琶湖に注ぐ天野(あまの)川」]。