風の吹くまま

大好きな自動車について、思いついたことを投稿します。

純粋さ

2007-10-17 10:51:41 | スポーツカー
そろそろ主役に登場してもらうことにしましょう。
スカイラインもサバンナもフェアレディも好きですが、
1970年代の自動車シーンを彩ったヨーロピアンスーパーカーのカッコよさは、
やはり次元が違いすぎます。完全に雲の上の存在です。

ランボルギーニ・カウンタックとフェラーリ512BB――。

実物を目の前にして、己の肉眼で見ていても、
やや現実感に欠けるような気がするのは、
そのあまりにも常軌を逸した芸術品のようなデザインと、
全身から発せられるすさまじいオーラが脳神経をしびれさせ、
さらに、少年の心に「最高時速300キロ」の夢を与えてくれた伝説が、
潜在意識の中に強く残っていて、
頭の中だけ30年前にタイムスリップしてしまうからかもしれません。

どちらも実際には時速300キロも出なかったとのことですが、
そんなことは、このカッコよさの前にはどうでもよくなってしまいます。
とにかく、奇跡ともいえるこの勇姿を永遠に世の中に留めておくために、
世界中のカウンタックとBBのオーナーの方々には、
今後1台も廃車にすることなく、大切に維持し続けてほしいと願っています。
もちろん、僕ごときに言われるまでもないことだとは思いますが(笑)。






☆「速く走ること」「美しくあること」、この2つの目的のためだけにつくられた、あまりにも純粋な存在。実用性などかけらも与えられていないからこそ、スーパーカーは真の伝説となり得たのです。妥協しないことの崇高さを思い知らされます☆




☆スーパーカーブームの頃、僕らスーパーカー少年は、「カウンタック支持派」と「BB支持派」に分かれて論争を繰り広げていました(笑)。当時僕は「BB派」だったのですが、大人になってから、改めてカウンタックの魅力をしみじみと感じられるようになりました☆