大型で非常に強い勢力の台風19号が関東地方を通過して各地に大きな被害をもたらしました。
都内の洪水ハザードマップレッドゾーン地区に住んでいる娘夫婦が金曜の夜には自主避難してきたので、私自身は不安が少し軽減されて過ごすことができました。
我が家のある地域も昨夜には避難準備情報が出ていましたが、難なく過ごせ、また娘達の住まいのあるところも避難勧告は出されていましたが、なんとか災害はま逃れたようです。
が、夫の勤務先の本社がある長野で千曲川堤防が決壊、家屋の浸水被害が発生し、従業員やそのご家族の安否が気遣われるところです。
ニュースでは昭和33年の狩野川台風に匹敵する威力の強い台風と言ってましたが
私は狩野川台風のことを知らないので比較しようもなく、そして周囲を山に囲まれた甲府盆地は比較的台風被害が少ない地域です。
そんなこともあって台風に対しては、正常性バイアス過剰にかかっているような気がします。
今まで経験したことがないような威力の強い台風
と言われても、
(いつもそんなふうに言われてるけどこれまで災害に遭ったことないし、大丈夫だよね)って
心のどこかで思っている自分がいます。
娘達が情報を集め、自主避難してきたことに比べると
若い人たちのほうが、経験が少ないぶん、危機に対して敏感に反応し、年配者のほうがこれまでの自分の体験から過信して鈍感なんだと感じました。
幸いにも我が家では被災せずに済みましたが、
近くにある一級河川の水位がかなり上昇してかなり危険な状況だったことも確かです。
地球規模で気象環境が激しく変動している現代にあって、これまでの経験を過信せず行動すること、それをもう一度自分自身に自覚させることの重要性を深く感じた今回の台風でした。