公営競技はどこへ行く

元気溢れる公営競技にしていきたい、その一心で思ったことを書き綴っていきます。

田中4連覇へあと1勝。しかし・・・

2007-02-11 17:07:33 | オートレース

明日の全日本選抜オートレース優勝戦に出場するメンバーが出揃った。

9レースからは、牛沢和彦・有吉辰也

10レースからは、山田真弘・伊藤信夫

11レースからは、松山茂靖・佐々木啓

12レースからは、田中茂・深谷輝

昨年行われたスーパースター王座決定戦に出場したメンバーからは、田中と伊藤が駒を進めたが、注目はやはり田中茂の史上初のSG 4連覇なるかどうかにかかっているだろう。

緒戦こそ、永井大介の外攻めに対応できず、さらに東小野正道にも道中捌かれるという屈辱を味わった田中だが、2戦目以降はいつも通りの捌きぶり。準決勝も先に「同型」の片平巧に先攻めされながらも落ち着いて捌いて1着。

上記のメンバーを見る限り、田中に対抗できるような力を持った選手は見当たらず、ほぼ、現時点では4連覇は濃厚と見るのがスジ。ましてや優勝戦は10周戦。速攻で前が攻めても、田中に道中うまく捌かれるようでははっきりいって勝ち目はなさそう。

だが、そんな田中も注意すべき点はもちろんある。「好事魔多し」とはよく言われるが、今シリーズ、あまりにも落車、反則妨害が多すぎる。

フライングの多さも目に付く今シリーズだが、毎日落車、反則妨害レースがあり、田中が登場した12レースの準決勝では3名落車という「大量落車」。

この他にも本日は、1レースで落車・車体故障、3レースで2名停止、9レースで反則妨害、そして10レースでは、試走で荒尾聡が落車して欠車になってしまった。

12レースの大量落車については、たまたま後方における発生で、上位を占めた田中、深谷には関係がなかったものの、スーパースター王座決定戦でも落車レースとなったし、また今シリーズでも、コーナーでグリップを開けすぎることにより、外に膨れて落車・妨害となっているケースが目立つ。

これはやはり、川口走路の異常ともいうべき高速バンク状態がいまだ続いていることに起因すると思われるが、既に現走路となってから、2名の尊い命が失われているだけに、とにかく、何事もなく、まずは完走を遂行してもらいたい次第である。

ま、川口バンクの異常なる高速バンクぶりをいずれ検証せねばならない気もする・・・

そうした「恐れ」さえなければ、田中の4連覇の可能性は極めて高いとみていい。


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