ミャンマー東部にある複数の犯罪拠点をめぐり、現地で国境警備を担う少数民族の武装勢力は、拠点の1つとされる場所の捜索に乗り出した

ミャンマー 犯罪拠点を捜索 日本人含む外国人の解放加速するか　NHK 2025年2月23日 5時29分

ミャンマー東部にある複数の犯罪拠点をめぐり、現地で国境警備を担う少数民族の武装勢力は、拠点の1つとされる場所の捜索に乗り出したことを明らかにしました。

犯罪拠点で日本人を含め多くの外国人が特殊詐欺に加担させられているとみられる中、解放に向けた動きが加速するかが焦点です。

タイとの国境近くにあるミャンマー東部の複数の犯罪拠点では多くの外国人が特殊詐欺に加担させられていて、解放された人もいますが、いまも多くの人たちが監禁されているとみられています。

こうした中、タイメディアなどによりますと、現地で国境警備を担う少数民族の武装勢力「BGF」は22日までに拠点の1つとされる「KKパーク」の捜索に乗り出したことを明らかにしました。

地元の関係者によりますと、この捜索で特殊詐欺を行っていた疑いがある中国人などが拘束されたほか、拠点に監禁されていたとみられる外国人たちが解放されたということです。

日本人が含まれているかどうかは明らかになっていません。

「KKパーク」では、これまで人身取り引きやオンライン詐欺などが行われ、中国系の犯罪集団が近年、活動を活発化させていたとみられています。

「BGF」は、ほかの犯罪拠点の捜索も行うとしていて、日本人を含め多くの外国人が特殊詐欺に加担させられているとみられる中、解放に向けた動きが加速するかが焦点です。