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山林火災が起きた斜面では落ち葉や草が焼けて土が露出するため雨が降るとその土が飛び跳ねて膜のように地表を覆います。 これを「雨撃層」といい雨水がしみこみにくくなると指摘

2025-03-12 21:37:30 | 災害情報
大船渡 山林火災 ”土石流 発生しやすく監視 対策の検討を” NHK 2025年3月12日 16時05分

岩手県大船渡市の山林火災では、焼失面積がおよそ2900ヘクタールまで広がりました。専門家は、火災が起きた斜面では雨水がしみこみにくく、土石流がふだんより発生しやすくなるとして大雨シーズンに向けて土砂の監視や対策の検討も必要だとしています。

岩手県大船渡市の山林火災は今月9日に鎮圧が宣言されましたが、これまでに市の面積の9%にあたるおよそ2900ヘクタールが焼失しました。

こうした中、専門家は、大雨の時期に注意が必要になると指摘しています。

土砂災害に詳しい東京大学大学院の堀田紀文准教授によりますと、もともと森には落ち葉の層があることで雨をいったん吸収する効果があるといいます。

しかし、山林火災が起きた斜面では落ち葉や草が焼けて土が露出するため雨が降るとその土が飛び跳ねて膜のように地表を覆います。

これを「雨撃層」といい雨水がしみこみにくくなると指摘しています。また、過去の山林火災の調査からは激しい炎に長時間さらされることで土壌の性質そのものが水がしみこみにくくなることもわかっているということです。

このため堀田准教授は大雨が降ると、地表を流れる水が増えるほかその後、斜面そのものも削られていくとして渓流に水と土砂がたまりやすくなると考えています。

そして、一気に住宅地などに流れ下る「土石流」もふだんよりは起こりやすくなると指摘しています。

堀田准教授は「砂防えん堤などの施設が整備されているので、雨ですぐに大きな土石流が起きるとは考えにくいが火災前と地表の条件が大きく変わっているので行政がしっかり監視して必要な手当てを考えることが大切だ。
住民の方も大雨シーズンには行政からの情報に注意を払ってしっかり避難行動を取ってほしい」と話しています。
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