公営競技はどこへ行く

元気溢れる公営競技にしていきたい、その一心で思ったことを書き綴っていきます。

みごたえ十分

2007-04-21 19:35:12 | 競艇

明日行われる第8回 競艇名人戦の優勝戦だが、御年65歳の「峻ちゃん」こと加藤峻二が、優勝に近い位置まで来た。

今シリーズの加藤は初日に連勝発進。予選は4位で通過し、迎えた10レースの準優勝戦では2コースに構え、1コースの地元の山口博司をズブリと差した。

加藤は第一回の名人戦優勝戦では2着。その後、第3・4回と優出しているが、枠的にいえば今回が一番いい。

昨年の同大会は、万谷章が62歳にして初のG1制覇を果たしたことで大きな話題となったが、加藤にはその記録を上回る大偉業が期待される。

ちなみに加藤は競艇史上最年長優勝戦進出選手となったそうだ(ひまひまデータによる)。

一方、1号艇には、過去、賞金王決定戦に5回出場など、長年に亘りトップクラスに君臨しながらも、とうとうSG制覇は果たせぬままという荘林幸輝が座ることになった。 

かつて、荘林はSGではドリーム男と言われ、ドリーム戦で滅法強い選手として通っていた。 しかしSGの優勝戦では2・3着がありながらもとうとう頂点までは行けなかった。

過去、周年等のG1は8回の優勝経験(ひまひまデータによる)がある荘林だが、同じG1とはいえ、全国規模で発売される大会ではまだ優勝したことがないことを考えると、今回の一戦に期するものがあるとみてもいいだろう。

他にも今回が名人戦デビューとなり、戦前から優勝候補と言われた大嶋一也も乗ってきた。

残る3選手もいずれも過去にG1以上の優勝経験がある歴戦の強者ばかり。例年以上に「ビッグネーム」が優勝戦で顔を揃える名人戦の優勝戦に期待十分だ。


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競輪は「女同士の戦い」なのか?

2007-04-21 10:11:51 | 競輪

大好評、すぴRitsにファンクラブができたと思ったら、松戸競輪にも、すぴRitsを一段と「パワーアップ」したユニット、Love9が誕生し、いよいよデビューだって。

http://keirin.jp/pc/dfw/portal/guest/news/2007khn/04/news20070420_01.html

すぴRitsはレースを見せることに主眼が置かれているが、Love9は、

「走る、踊る、歌う」

の3つを売りにするそうだ。

どうせなら、モーニング娘。やジャニーズ軍団みたく、すぴRitsもLove9も統一ユニット化し、G1の開催などでは一緒に登場願えればありがたい。となると9+9人がバンクに入ってレースを行えば案外面白いかも。でもそうなるとポイントレースかスクラッチみたいになってしまうな。

それと、明らかに野郎向けの企画ユニットだな。

オートレースが「ウーマンズリーグ」というものを行っているが、こちらはある意味スポーツの観点からいって意義がある。

もっとも、競輪って公営競技の中では一番華がないから、こういったユニットが出てくることについての否定はしない。

さらにすぴRitsについては、前にも書いたと思うが、競輪学校の生徒でさえ体得するのに1ヶ月を要する周回走行をきっちりマスターしており、スピード感はともかく、競輪競走としての体はなしている。これはなかなかできないこと。

Love9についても、日本サイクルスポーツセンターでかなりの訓練を積んだというから、すぴRits同様、期待してもいいかな。

Love9のデビューは明日。松戸ナイター初日となる。

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JBCは予定通り行われます

2007-04-20 21:04:19 | 競馬

keiba@nifty より

19日、NARにおいてJBC特別委員会が開催され、今年のJBC競走が従来通り行われることが発表された。

 同競走は、生産地が反対している「現役外国馬の導入」を大井競馬が認めたことに対する抗議の一貫として、社団法人ジャパンブリーダーズカップ協会(吉田勝己会長)が支援を中止する旨の通知を3月に行っており、同協会が商標登録を行っている競走名「JBCクラシック」、「JBCスプリント」およびロゴマークの使用中止を要望するなど、実施は困難とされていた。

 実施要項は以下の通り。

◆実施競馬場

大井競馬場

◆実施日
10月31日(水)

◆実施競走
・JBCスプリント(交流GI・ダート1200m、1着賞金8000万円)
・JBCクラシック(交流GI・ダート2000m、1着賞金1億円)

とんだ茶番になりそうだったが、これで一安心。

というか、大井競馬の全面「勝利」というわけか。

もっとも、JBCを当年度にて代替開催しようと名乗りを挙げるところなんてまずないし、JBCに対する関心がいささか失われつつある現状を考えると、ジャパンブリーダーズカップ協会の強硬姿勢には無理があったように思う。

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出走表表記ミスが起こった原因

2007-04-20 20:47:10 | オートレース

19日、突然の中止となった浜松オートレース。

その原因は出走表の表記間違いであったが、スポニチアネックスによると、原因はこうだったとか。

http://www.sponichi.co.jp/gamble/news/2007/04/20/10.html

その配布物1600枚に掲載された後半9レース(4~12R)の出走表は1月16日に行われた飯塚オートのメンバーだった。

浜松オートレース場で場外発売を実施した1月16日の飯塚オートのデータがコンピューターに残っており、誤って印刷したものとみられる。同オートの運営は昨年、日本トーター社に民間委託されている。

こんなケースで中止になるのは珍しいが、大きなトラブルはなかったという。

ところで突然の中止とはなったとはいえ、天候、災害等による中止ではないため、明日、予定通り優勝戦が行われる。


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2006年度公営競技売上げ

2007-04-20 10:39:03 | 公営競技論

公営レーシングプレスに、2006年度(06・4月~07・3月)の公営競技の売上げが掲載されていた。

これによると、

中央競馬 総売り上げ 2兆8158億3241万1500円(前年比▲2.4%)

       1日あたり      97億4336万4746円(同▲2.8%)

競艇    総売り上げ    9703億8681万7200円(同▲0.4%)

       1日あたり        2億2994万9483円(同+0.4%)

競輪    総売り上げ    8610億5948万1900円(同▲1.9%)

       1日あたり        2億7758万2038円(同+4.2%)

地方競馬 総売り上げ    3760億3961万3000円(同+1.9%)

       1日あたり        2億4886万8000円(同+5.9%)

オート   総売り上げ    1098億5872万8400円(同▲2.9%)

       1日あたり        2億1797万3667円(同▲3.3%)

合計    総売り上げ  5兆1331億7705万2000円(同▲1.7%)

       1日あたり        5億3326万1692円(同+1.0%)

地方競馬が前年比、1日あたりの売上げともにプラスに転じていることが特筆されるところか。

競輪はF2開催削減効果により、1日あたりの売上げがプラスに転じている。

競艇も1日あたりではプラスだし、昨年度から積極的なボートピア開業ラッシュをかけていることを考えると、今年度はプラスに転じる可能性もある。

中央競馬、オートレースは販売拡大がなかったこともあり、マイナス計上にとどまっている。

こうしてみてみると、本場よりも場外依存体質がくっきりと現れている様相の公営競技。

確かに、このようなやり方についてはもうしばらく通用するようには思うが、相対的にみて客数が増えているとは思えない。

というのは、下記に挙げる1日あたりの入場者数のデータが物語っているから(競艇は利用者数表記のため除外)。

中央競馬 25915人(前年比▲6.3%)

オート     4782人(同▲5.4%)

地方競馬   3359人(同▲2.3%)

競輪     2779人(同▲6.6%)

全体をみれば、売上げだけみれば実質下げ止まっているとはいえ、パイはむしろ縮小しているような気もする。

しかも客層の高齢化はどの競技でも顕著化している。

販売経路の拡大ができなくなくなったときに、果たしてどうなってしまうのか、とシュミレーション考えておかねばなるまい。  

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余命幾ばく?

2007-04-19 15:59:13 | 競輪

コンドル日記より

日本一ヤバイ場である観音寺競輪、ふるさとダービーも3度目、何とかしないとで上げた目標額は昨年4月小松島ふるさとの125億5500万を上回る126億、到達して欲しいのが施行者・競技会の願いでも、立川・平・千葉・花月園に富山まで重なるとは、併売でしょうけど、売れない場の救済なら協力させるべきだったのでは。


そうだなぁ。2年前の記念でもそうだったが、観音寺は舐められているような気がする。


そんな仕事をやるのが日自振に全輪協では。昨日までに駆け込みで開催したFⅡの悲惨さは目を覆うばかり。凄い赤字なのでは。そんな中で北京オリンピック派遣選手団の費用協賛を京王閣でやってました。名古屋万博の時と同じで経済産業省の面子もあっての事でしょうが、実際やってる施行者はそれこそ開催毎に身を削る思いでやってるし、それでも場外や年一の記念(特別)では間に合わない場が続出するのは必至。そう成れば赤字を理由にバッサリ斬り捨てられる運命に。


F2がダメなことは既に分かりきっていることだが・・・

だったら切るしかないが、開催削減は必定とはいえ、「実験台」としての役割(例えば、ツイントーナメント)もあるから?とりあえずは年間6節程度は残し、徐々になくしていけばいいのではないか。あと、F2を全廃してFはF1だけにすると、F1のF2化が生じるような気がするし。

ともかく、少なくとも現在の年間開催日数64日はまだまだ多いので、最低でも48日ぐらいにまで減らすことが必定。ま、それでも1000人規模での選手の削減は必要になろう(F2は9車だろうが8車だろうが売上げ的に大差がない気がするで、とりあえずはF2を試験的に8車立てにしたほうがいいかも。そうすれば、F2の赤字幅の改善にも繋がる。そして試験的役割を終えた時点で、F2には引き取ってもらおうか。)


そんな状況でも策はゼロに等しいのが現実。机上の空論だけではダメなんです。その証拠に年金支給直後に売上が少しだけアップする現象がこゝ5年ぐらい続いてるんですよ。競輪中毒にかかった人達も年々減少してます。年金も競輪じゃなく違う方向に行ってしまう日がすぐ来るんですよ。もっと早く60~75歳の人達の事を考えて遊べるギャンブルにしたらどうでしょうか。


そうなってるだろ。そうなっているから競輪はヤバイんだって。

競輪中毒者、年々減少。うーん、入場者だけみればピークの75年と比較して何と8割減!今や全体平均で3000人も行かない入場者数だからなぁ・・・

しかもその中毒者の大半は60~75歳。そのあとの世代ははっきりいってそうした中毒者はほとんどいない。

たまにG1あたりで若い客の光景が見られるとかいっても、所詮はその開催限り。

にもかかわらず、あと何年やれるかわからない60~75歳の客にばかり構っていられない。もし構いすぎると本当に競輪はあと10年で死亡。


公営である以上は創成期からずっと7割5分、それ以下しか払い戻ししてないんですから、楽しんで負けても又来たいとなる競輪に戻すべき。そうしないと遅かれ早かれ「競輪」と云うギャンブルはこの世界から消えて行く様な気がします。


そうなるかもしれない・・・

だって、競輪はせっかく世界選、五輪という頂点を目指せる機会がありながら、ほとんど活用していない。

スポーツの趨勢は今や「世界最高峰」へと向いてしまっている。野球だって、この間の日経新聞に出てたが、大リーグのほうがプロ野球よりも興味がある人間は何と全体の4割ぐらいいるらしい。

一方、つい15年ほど前までは、世界自転車選手権で何とか勝つ、といったことを目標としていた競輪選手がいた。引退した吉岡だって、日本の競輪王としてのプライドをかけて、世界選・「ケイリン」でも勝つと明言していた頃もあった。

それが今やそんな選手はほとんどいない。しかも、現在のトップクラスに限って言えば皆無同然。

先月行われた世界選だって、同じ世界選手権でも、フィギュアや水泳が大々的にマスコミが取り上げているのとは裏腹に、スポーツ紙でさえ取り上げているところはごくわずか。

今や、どんなマイナー競技であっても、「強ければ(活躍できてさえいれば)」、テレビの衛星生中継だってやってくれる時代。なのに競輪はそれを全く生かせていない。いや、生かそうという気さえない。

競輪とケイリンは違うっていうけれど、「多少」、ルールが違う程度であって、確か競輪マガジンに以前書いてあったが、順天堂大学の形本静夫先生はトレーニングのやり方そのものは競輪とケイリンではほとんど大差がないと述べていた。

強いて言える違いとは、ケイリンのほうが自転車競技としての基本を要求されるプレーが多いということ。道中踏みなおしを要求されるし、また道中の並びだって、ケイリンのほうが虚々実々の駆け引きが要求される。競輪のように地域ラインで決まっているからといって、ダラダラと動くことなどない。それとケイリンの基本は自分で活路を切り開くこと。確かに同国ラインというのも存在するが、それで決まったケースはほとんどない。

柔道もかつて、柔道とは「格技」として行われている講道館柔道が源であり、五輪・世界選などで行われている「スポーツ柔道」とは「違う」と言い張っていた時期があった。その結果どうなったかといえば、例えばソウル五輪では金わずか1つだけ。世界選でも惨敗続きとなり、柔道ニッポンは完全に地に堕ちたといわれたもの。

その後、柔道はやはり、世界100カ国をゆうに超える国で行われている「世界のスポーツ」だとやっと「本家」日本が認識して漸く3年前のアテネでは男子3・女子5の金メダルが取れるようになった。

競輪とケイリンは「違う」なんていつまで言っているんだろう。少なくとも、ジャンが鳴ってもダラダラと相手の出方の様子をうかがってペースが上がらない競技って果たして他にあるのだろうか?

そんなわけで、今のままの「競輪」だと、それこそ今60~75歳のファン層がいなくなれば「終わる」のがオチ。残念だけど仕方ない?


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大量落車WEEKLY Vol.56

2007-04-19 07:19:29 | 競輪

●4月13日

平塚7レース

4名落車

mms://210.250.29.194/shonan_digest/512k/070413_7r.wmv

四日市11レース、S級決勝

4名落車

http://202.210.152.59/yokkaichi/inbc/digest.php?pid=BB070413_11&maxr=11

●4月16日

小松島3レース

5名落車(リプレイには落車シーンは出てきません)

http://www.shikoku-keirin.jp/liveset_komatsushima/replay.php?day=1&race=03

●4月17日

和歌山2レース

2名失格。

http://www.orangebank.tv/liveset_orange/replay.php?day=2&race=02&band=bb

●4月18日

花月園8レース

1名失格、3名落車。

http://meta.hitpops.jp/CP10001140/B_BB/b01d08r.asx

小松島の5名落車はリプレイには登場せず、いきなり残った4人での競走からはじまった。


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797万円が手元に

2007-04-18 10:28:52 | 競馬

爆笑問題田中裕二がやった!

http://rn-cdn.oricon.co.jp/news/entertainment/43862/

ちなみに田中は、くだんの皐月賞で3連単200円ずつ90通り、馬連5000円ずつ5通りの計43000円を投じたが、その結果、払い戻し金額は何と797万8000円!

当ブログでおなじみの大黒師匠でさえ、こんなに大勝ちしたことはなかったのでは。

もっとも今、林家正蔵の所得隠し問題が世間で騒がれている手前、これだけの配当を掴んだ以上、税務署はもちろん黙っていまい。

ちなみに半分以上は税金でもっていかれる計算になるんだとか。

フジテレビの深夜番組、「うまなりクン」では、相棒の太田光やさとう玉緒に「しみったれた予想」とか言われて散々バカにされていたが、これで積年の怨念も払拭したか・・・


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殿堂入りの10人

2007-04-18 10:05:41 | 競艇

12日に発表された殿堂入り10名

318 倉田 栄一 三重
1481 北原 友次 岡山
1488 岡本 義則 福岡
1596 小林 嗣政 山口
1812 長嶺  豊 大阪
1864 安岐 真人 香川
2090 黒明 良光 岡山
2096 中道 善博 徳島
2502 松田 雅文 福岡
2945 鈴木 弓子 愛知

ちなみに以前、「裏殿堂入り選手」の発表を当ブログで行ったが、上記の面々はいずれも「表」の面々。

倉田栄一は神様と称され、競艇界初のグランドスラマーを達成。

北原友次は天才と称され、4大特別競走になってから最初のグランドスラマーであり、また歴代第一位となる通算3417勝を達成。

岡本義則は先生と称され、クリーンなレース振りは競艇選手の模範とさえ言われた。

小林嗣政は30年以上に亘ってトップランクに君臨した息の長いレーサーであった。

長嶺豊はドンと称され、レース以外の面においても、競艇名人戦創設の発起人となったり、安藤千夏の男性登録(安藤大将)を実現させた。

安岐真人は大魔神と称されたが、晩年におけるSG優勝連発は記憶に新しいところ。

黒明良光は弾丸と称され、重戦車のごとく疾走するレース振りが印象的であった。

中道善博は彦坂、野中ばかりか、植木の全盛時代に真っ向から立ちはだかった名レーサー。

松田雅文は博多天皇とも言われ、賞金王決定戦の優勝も経験。

鈴木弓子は初代女子王座決定戦の優勝者である。

ま、ファン投票で決したというから、上記の面々は妥当なところだと思う。 

ちなみにこんな触書があった。

『既に引退した選手で、通算2,000勝以上またはSG覇者及び同委員会により推薦された者。ただし、公正の確保を損ねた者を除く。

いつか、「公正の確保を損ねた」面々からも殿堂入りを果たしてくれる元選手が出てくるを願ってやまない? 


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競輪を変えてみせます

2007-04-18 00:08:27 | 競輪

週間レースの4月20日号に、注目の観音寺競輪の記事が掲載されてあった。

冨田幾夫局長によると、

「毎週のように週末や休日はビッグや記念開催がされ、その場外発売のために全国的にF1・F2は平日に押しやられているが、これではますます衰退していくだけ。多くの人に生で競輪を見る機会を与えるべく、観音寺ではなるべく本場開催を土日に入れるようにしている。平日のみの開催では未来はない。」

「昨年4~7月はバンク改修のため場外発売だけだったが、その後明らかに入場者が減った。テレビモニターだけの観戦では客は来なくなる。」

なかなかに核心を突いた内容である。

確かに今、競輪は土日に必ずG開催が入っていて、その開催中はほとんど場外発売に専念させられ、それが終わった翌日から、悪しき、「洪水開催」を強いられる。

観音寺は昔は高松と相互開催を行っていたばかりか、相互に場外発売も行われていた。そうしてやっている間は現在のように極度の経営不振に陥ることはなかったわけで、要は2002年4月から始まった現在の番組制度の一番の犠牲者となった。

一方で、今や昔みたく、ヒラで稼いでビッグはおまけ、というやり方は通用しないことは言うまでもない。すると、やはり、本場開催は密度の濃い内容のものが求められるし、日程的にも平日の洪水開催では、客はその間、

「どうせ平日で行けないし、また記念が土曜日から始まるからそれまで待とう。」

ということになってしまう。

少なくとも、今のやり方がそう長く続くとは思えない。となると、観音寺は今、

「観音寺みたいな客が少ない場はさっさと潰れるか、サテライトに転換すればいいこと。」

「香川一県で2つも競輪場なんていらないだろ。」

という批判の目がある中で、現在よりも本場開催半減を提唱し、しかも実現に向かってまい進していることに対し、尊敬の念を抱くばかり。

また、冨田局長の話を読む限り、観音寺はまだまだ競輪事業に対する意欲が失われていないことが分かるばかりか、むしろ競輪の今の流れを変えようと努めている。

そして、大概の競輪場では観音寺の考え方に賛同しているのではないか。

まもなく法改正が通過する運びの改正自転車競技法が成立した後に、いよいよ開催半減の要旨がまとめられた案を国会に提出する運びだという。

そんな状況下で19日より開催されるふるさとダービーだが、メンバー的には今年のG1を制覇している山崎、有坂も出るし、9年前の当地ふるさとダービーを優勝してから一躍トップスターにまで上りつめた小倉竜二も出場と申し分のないメンバー構成となりそう。

「恐怖の観音寺案」の国会提出を控え、まずはふるさとダービーで改めて全国的に観音寺をアピールしていくことだろう。


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8年越しの実現

2007-04-17 07:43:14 | オートレース

先月、オートレースの話題を支えてくれた3人の女性が揃って「卒業」。

別府彩、浅木美帆、小倉優子の3人なわけだが、しかしながら3人揃って「卒業」というのは痛手だったかも。

それに替わるオートレースのイメージキャラクターはどうするのか、というわけだったが、4月からはこの人になった。森且行

http://www.autorace.or.jp/information/2007/0327-new_cm.html

「アラーキー」こと荒木経惟氏がCMの写真を担当したらしいが、実績はともかく、オートレースといえばやはりスッと名前が出てくるのは今も「森クン」。というわけで、森が改めてオートレースの「広告塔」として起用されることになった(丁度10年前を遡れば、公式キャラクターではないが、デビュー戦に3万人を集めたことなどを考えると、森のデビュー時の宣伝効果といえば、言わずもがなだろう)。

ところで森は確か8年前、公式にオートレースのキャラクターとして起用される話が持ち上がっていた。

しかし、まだ新人の身で「広告塔」とするのはいかがなものか、という話に繋がり、結局実現せず。

すると、森が所属するプロダクションからクレームがつき、森自身もオートレースを引退したいという話が某夕刊紙にすっぱ抜かれたことがあった。

もっとも、引退したいというのは真意ではないと思うが、オートレース界と一触即発の状態になったのは事実。

それから8年経って起用されることになった森。

もはやSMAP時代を振り返る人も少なくなったし、タイミングとして丁度よかったのかもしれない。それに、やはり、オートレースといえば、改めて「森クン」しか知らないという人がほとんどだと思うし・・・ 


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カムバック

2007-04-17 07:09:03 | 競馬

兵庫の名馬だったロードバクシン

2月14日のレースをもって現役を引退、種牡馬入りするはずだったが、精虫検査の結果、種牡馬としての不安が認められたため、ホッカイドウ競馬にて現役続行となった。堂山芳則厩舎に入る。

英国でも、昨年の英2000ギニーなどを勝ち、昨年で現役を引退し、種牡馬入りしたはずだったジョージワシントンが同じく精虫の数が少ないという理由から種牡馬失格の烙印を押され、現役復帰という運びとなったみたいだが、確かに、馬がまだ元気ならば、走らせたほうが得策といえよう。

そういえば昨年、こちらも今、ホッカイドウ競馬の若松平厩舎にいるキャニオンロマンが、12歳馬ながらも、馬がまだまだ元気だということで現役復帰したケースがあった。

ロードバクシンは5月のレースを目指しているとのこと。

ところで、ホッカイドウ競馬所属のエリザベスクイーンが、そのホッカイドウでは話題にならなかったのに、園田で連敗街道を驀進をしていたことから一躍、全国的な話題の馬となった。

今度は逆に元兵庫のロードバクシンが、ホッカイドウ競馬で大活躍し、全国的な話題を振りまいてくれるのか。


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タダで予想が見れます

2007-04-17 00:05:43 | 競艇

「タダほど高いものはない」

当ブログでも何回か紹介したが、17日から競艇名人戦を開催する大村競艇が、艇友ニュースの協力により、無料で予想を提供することになった。はっきりいって、これは画期的な試みである。

http://www.teyyou.co.jp/ns/oomura/

普通、500円ないし410円ぐらい取られる予想紙だが、これをタダで提供しようというんだから、「大出血サービス」といっても過言ではないくらい。常に画期的な試みを行う大村競艇だが、ついに新聞も不要にしてしまったのか・・・

しかも選手コメントもあるし、レース結果も出る。在宅投票にはもってこいっていうわけ。

2年前の女子王座決定戦開催のときは、

「たったの100円で、女子ナンバーワン決定戦のレースを見ることができるんですよ!」

という謳い文句で、とにかく競艇はスポーツなんです!とPRした大村競艇だが、今度は、

「もう専門紙はいらないんですよ!」

ときたか・・・

今度は一体何をやってくれるんだろう。 

コメント (2)
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10連勝に王手

2007-04-16 17:23:48 | 競馬

18日行われる大井S2・マイルグランプリに、ただいま9連勝中のフジノウェーブが登場。

もともと、笠松の柴田高志厩舎にいたが、笠松時代はわずか2勝。しかし、2年前の10月に大井の高橋三郎厩舎に転厩して以降、15戦12勝で、昨年5月の大井・コルヒドレ賞を勝って以降、まる1年近くずっと勝ちっぱなし。

前走の東京シティ盃でも、今回対戦するナイキアディライトやコアレスタイムといった、全国交流重賞でも実績のある馬に勝ち、初の南関東地区の重賞を制覇している。

馬体はほとんど真っ白。いかにも「芦毛伝説」を標榜する元笠松の馬という感じがするが、マイルグランプリもメンバー的には東京シティ盃と変わらないし、あっさり10連勝してしまいそうな予感。

そしてこのあとは恐らく5月2日のJpn1・かしわ記念か。出走すればここで初めて全国的には「初お目見え」となるが、話題性を維持するためにも、勝ってもらいたいもの。


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皐月賞回顧

2007-04-15 18:43:25 | 大レース回顧集

第67回皐月賞は中山競馬場で15日行われた。

レース前、1番人気(2.7倍)の15・アドマイヤオーラが鞍ずれを起こし、一旦、武豊が下馬してやり直した。2番人気に5戦無敗の1・フサイチホウオーで3.6倍、3番人気に2歳王者の6・ドリームジャーニーで8.5倍。10倍以下の単勝人気は以上3頭。

レースは9・サンツェッペリンがハナを切ろうとしたが、うまくスタートを切った5・フェラーリピサ、9・メイショウレガーロも先行争いに加わる。

1角手前でサンツェッペリンが先頭に立ったが、これを外から17・ヴィクトリーが掛かり気味に行って、1角で一気に先頭に立つ。サンツェッペリンは控えて2番手。メイショウレガーロが3番手。その後ろに12・アサクサキングスがつける。そして人気どころは中団より後ろの構え。

18・ココナッツパンチが中団よりやや後ろ。そしてその後ろにフサイチホウオーが内々を進み、アドマイヤオーラがフサイチマーク。さらにその後ろにドリームジャーニーがつけたが、後ろから2頭目だった。

前の2頭がマイペースで進み、ほとんどそのままの隊列で3~4角へ。そしてその3~4角でフサイチが追い出しにかかる。しかしフサイチは4角入り口で外に膨れてしまい(ココナッツパンチと、12・フライングアップルの進路が狭くなったとして審議の対象になった)、結局それが最後にたたってしまう。

逃げるヴィクトリー、2番手サンツェッペリンは直線に入っても全く脚色は衰えず。漸くフサイチがいい脚で追い込み、アドマイヤも外から来るが、完全に最後まで行った、行ったの競馬。

一旦はサンが交わしたかに見えたが、G直前で7番人気(17.3倍)のヴィクトリーが抜き返して優勝。2着にハナ差で15番人気(100.6倍)のサンツェッペリン。さらにハナ差でフサイチホウオーが3着に入ったが、3連単が1,623,250円の配当だった他、5種類の万馬券が飛び出す大波乱の一戦となった。

ラジオNIKKEI賞2歳ステークスではフサイチホウオーを最後まで苦しめたヴィクトリー。

前々の位置からしぶとく最後は粘りこむといった競馬を過去3戦行っていたが、今回は戦前から外枠ながらも思い切ってハナに立ちたいという陣営の意向も戦前から伝えられたし、掛かり気味ながらも思い切って1角でハナに立ってそのまま押し切った。

ハナに立って逃げ、そのままペースを握ると思われたサンツェッペリンが控えてくれたことも勝因に挙げられようが、マイペースで駆けたときのこの馬のしぶとさを如何なく今回は発揮したといえる。

今回は掛かり気味に行ったが、この馬は抑えて行ってもいけるタイプの馬のようにも感じるので、距離が400伸びる日本ダービーも案外こなせるのではないかと思う。

ちなみに田中勝春騎手はこれまで、JRAのG1級レースは何と106連敗中だったそうだが、15年ぶりにJRAのG1級レースを制覇。そして、クラシックレースは初勝利となった。

サンツェッペリンはヴィクトリーが行ったときに競りに行かず、そのまま2番手に控えた競馬ができたのが最後までの粘りに繋がった。一旦は先頭に立ったが、また抜き返された。惜しい競馬だった。

フサイチホウオーは潜在能力は如何なく発揮できたと思うが、何分この馬は追い出したときにすんなり反応できないところが問題。今回もまたまた他馬に迷惑をかけてしまった。

恐らく次の日本ダービーでは本命を背負うことになるだろうが、このあたりを解消しないことには、また勝ちきれないといったことも十分考えられる。

アドマイヤオーラはフサイチが追い出したときに反応できなかった。最後はよく伸びてはきたが、ダービーへは幾分課題を残す結果となったのではないか。


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