お借りした)
【マイルCS2024】出走予定馬最速チェック 連覇を狙うナミュール、G1初挑戦ジュンブロッサムなど9頭を診断
エルトンバローズ➡みごと好走2ちゃく
昨年は未勝利、1勝クラスを突破し、ラジオNIKKEI賞と毎日王冠まで4連勝。重賞勝ちは緩い流れと開催前半の良好な馬場のなか、スムーズに好位で運べた。ただ、続くマイルCSも差し決着を好位外から4着へ。その後成績を落とすも、近2走は中京記念3着、毎日王冠3着と復調気味。ここも立ち回りの上手さを活かしたい。
オオバンブルマイ
昨年のアーリントンC勝ち馬。重馬場の半マイル45秒8は速く、中団追走から直線は外を選び、はかったように前をとらえた。次のNHKマイルCでも、道悪の外差し馬場で、緩みないペースを後方から追い込み3番人気3着。得意条件が連続した。近2走はスプリントを走り、キーンランドCは3着も忙しそうだった。マイルに戻るが相手は強く……。
ジュンブロッサム
3走前の京都マイル(3勝クラス)が好内容。半マイル45秒6の緩みない流れのなか、先行グループから離れた5番手、直線は外に出され上がり33秒1で3馬身差をつけ、勝ち時計1分31秒5も目を引く。2走前の関屋記念(1番人気3着)は、前残りを出遅れ負けて強し。前走富士Sは、昨年のマイルCS2着馬を楽に差した。G1でも楽しみ。
セリフォス
一昨年のマイルCS(阪神)勝ち馬。半マイル46秒6は緩かったが、脚の溜まる流れはかえって良く、4角13番手から上がり33秒0で後方一気。昨年のマイルCS(京都)は、緩みない流れを好位外で折り合いを欠き8着に終わる。その後国内では大きく負けておらず、前走の富士S4着はかかり気味だった。良馬場で脚が溜まれば。
ソウルラッシュ➡悲願のG1制覇
1勝クラスから4連勝で一昨年のマイラーズCを制覇。この間3度は道悪だった。昨年は、京成杯AHを1分31秒6で勝ち、マイルCSは最内枠を活かし3番人気2着。京成杯AHの前後半4ハロンは45秒8-45秒8で、持続力を問われる流れ。馬場がタフならさらに良いか。高速馬場でも走るが、勝ち切るならひと雨ほしいところ。
ナミュール
昨年のマイルCS勝ち馬。半マイル46秒5の緩めの流れを後方からとなったが、馬群が伸びず射程圏にいた。じっくり脚を溜め、3コーナーの丘の頂上から加速するラップを、上がり最速33秒0で差し切り。前年の牝馬三冠は善戦止まりで、悲願のG1制覇だった。海外G1も好走し、前走の安田記念2着と実力はトップクラス。ぶっつけローテで仕上がりだけ。
➡とにかく”騎手”が魅力だわな➡加点大ですw
ブレイディヴェーグ
昨年、ローズS2着から臨戦したエリザベス女王杯でG1初制覇。この馬にしてはマシなスタートから5番手を追走。1000m通過61秒1と前有利の流れのなか、末脚には分があり、勝つべくして勝った。前走の府中牝馬Sは、中弛みしないラップを悠々と差し切り。上がり32秒8、ラスト1ハロンは11秒0だった。マイラー感はないが、能力でこなすか。※力は認めるが「マイルの強豪」にはちと劣ると思ふ
バルサムノート
前走の富士Sは14番人気5着、3着馬から0秒2差と健闘した。8枠17番からハナに立ち、半マイルは46秒1。かかってもいたが、よく粘った。気性的にもう少し短い距離が良さそうだし、G1だとさすがに苦しい気もする。ただ、ハナに行くタイプが見当たらず、ここでも主導権を握るかもしれない。どんなペースを刻むのか。
フィアスプライド
ターコイズSで連続好走(一昨年3着、昨年1着)。それぞれ、4角14番手からの追い込みと、4角3番手からの粘り込みという内容。末脚を活かすタイプだったが、脚質に自在性も出ている。今年のヴィクトリアマイルは、半マイル45秒4の緩みない流れを、3番手から2着と力を示した。2走前の安田記念は7着、前走の府中牝馬Sは4着で、牡馬に混じりどこまでやれるか