=追加記事=
JRAがスマホ不正使用事案の再発防止策を発表 手荷物検査、利用履歴検査、抜き打ち検査など
JRAは28日、相次いでいる入室義務期間の調整ルームにおける通信機器(スマートフォン)の不正使用問題について、再発防止策を発表した。
新たに行われる対策として①調整ルーム入室時の手荷物検査、②土、日で異なる競馬場で騎乗する騎手等のスマホ利用履歴の検査、③調整ルーム居室内の抜き打ち検査を来月からすみやかに行う。
JRAでは11月から各騎手に個別面談形式でルール順守の指導を行っており、今後の再発防止策についても協力を要請した。手荷物検査などには金属探査器の使用も検討している。調整ルームの通信そのものを遮断するジャミング措置については、「開催業務に与える影響を見極める必要があり慎重に検討したい」(松窪隆一JRA審判部長)としている。
◆◆◆➡んなもん「絶対持ち込むな!!」「持ち込み即半年の騎乗停止」
◆◆◆➡「持ち込んで使用したら即1年間騎乗停止」
◆◆◆➡「どちらでも”2度目発覚”は即免許取り消し」
ぐらいの事出来ないのかねーー
「制裁」決定
まあ、こんなもんかなとは思うが相変わらず抜本的有効手段へのアプローチは遅いし緩いね
=既報記事より=
☆ 若手の通信機器使用で揺れるJRAは13日、美浦トレセンで行われた説明会内で、今後の通信機器の運用体制について、質問が投げかけられる場面があった。
美浦トレーニングセンターの赤井誠公正室長は「(農林水産省の)競馬監督課からも厳しい指導をされている。通信機器に関しての運用体制については今後、厳しい方向に進んでいくと思う」と見解を示した。
☆ JRAでは若手騎手処分を受け、昨年6月から通信機器の持ち込みは禁止となった。騎手は開催前日に競馬場や東西両トレセンの調整ルームに入室後は開催終了まで、職員立ち会いのもと玄関にあるロッカーに預けるルールとなっている。
しかし、その後も後を絶たず、この日の会見でJRAの松窪審判部長は「新たな対策を提案していかなくてはならない」と厳しい表情を浮かべた。他の公営競技で同様の持ち込みが発覚した場合、1年近い出場停止など厳しい処分が科されている。また、ボートレースびわこなど他の公営競技では「通信抑止装置」を既に導入しており、松窪審判部長は「検討していかなくてはならないと思っているが、近隣住宅や競馬開催への影響など調査が必要」と慎重な姿勢を示した。
☆☆この問題に関連して「その先」「と「その他の関連疑惑」に対する動きが出て来ないのはなぜ???
=本記事=
スマホ継続使用と虚偽申告の小林勝太騎手は1年間の騎乗停止 酒気帯び運転で事故の松若風馬騎手は6か月 裁定委員会
11月13日に騎手免許を取り消され、引退した永野猛蔵元騎手への調査の過程のなかで、9月27日に美浦トレセン調整ルーム内で通信機器(スマートフォン)の使用が判明していた小林勝太騎手=美浦・小野次郎厩舎=の裁定委員会が28日に行われ、10月8日から来年10月7日まで12か月の騎乗停止の処分が下されたことを同日、JRAが発表した。
同騎手はスマートフォン1台を預けたうえで、もう1台を意図的に持ち込んでいたことが明らかになっている。今回の発表では、今年2月16日から9月28日までのあいだ、調整ルーム入室義務期間中に、トレセン及び競馬場の調整ルームの居室内に継続的にスマートフォンを持ち込み、他者との通信を行った。また、10月7日の事情聴取の際、虚偽の申告をして当該スマートフォンを提出せず、証拠隠滅を図ったとしている。
また、8月2日に酒気帯び運転による物損事故を起こした松若風馬騎手=栗東・音無秀孝厩舎=は、この日の裁定委員会で8月3日から来年2月2日まで6か月の騎乗停止となった。
今年は騎手による通信機器関連の不祥事が相次いで発覚しており、今年5月には3年目の水沼元輝騎手=美浦・加藤和宏厩舎=に不適切使用と偽装工作が判明し、来年2月28日までの9か月間の騎乗停止処分が科せられた。
永野元騎手は1年4か月にわたる継続的な通信機器での通信が発覚したうえに、親族に対して馬券予想行為を行っていたことが判明。12か月の騎乗停止処分決定後に同騎手から騎手免許取消願が提出され、受理されて引退となった。
さらに藤田菜七子元騎手は、10月9日、文春オンラインによる報道で昨年4月頃まで複数回にわたり、調整ルーム内に通信機器を持ち込んで通信していたことが判明。同11日から騎乗停止処分を受け、同日に引退届を提出した。また、佐々木大輔騎手=菊川正達厩舎=と横山琉人騎手=美浦・相沢郁厩舎=は、調整ルーム内への通信機器の持ち込みは確認されていないが、通信行為に間接的に加わっていたとして12月13日まで30日間の騎乗停止の制裁が下されている。