よしべや自然博物館

2022年11月の月蝕を契機に電視観望を始めました。
通信販売とSNS頼りに頑張ります。
天文初心者の悪戦苦闘の記録。

電視観望の記録060(おとめ座 NGC4567とNGC4568)

2023-05-22 06:00:00 | NGC天体他

おとめ座NGC4568、NGC4567(バタフライ銀河)

画像①(QBPフィルターⅢ使用、画像③よりVGA切り出し)

画像②(Astapによるプレートソル、α,δ grid表示、Deepsky annotation処理)

画像③(Astapによるプレートソルブ・自動色補正、視野回転部分トリミング)

NGC4568とNGC4567は、おとめ座の棒渦巻銀河。互いの重力により引き寄せられ、衝突を始めたばかりの銀河(もっとも、地球から約7000光年離れているので、約7000年前の出来事であるが)。おとめ座銀河団に属していて、形からバタフライ銀河と呼ばれている。

ところで、おとめ座のまとめをしたばかりなのに、なぜおとめ座の銀河?

実は、観望対象として狙ったのは、NGC4568に出現し、5月14日に観測された超新星 2023ijd(SN 2023ijd)。「冬三角」さんが、撮影画像をツイートしてくれたので、見たいと思いチャレンジした。残念ながら玉砕でした。バタフライ銀河きれいだから良しとしよう。

次は、SN 2023ijdのデータ。

画像④

 

参考資料

1)中西昭雄著「メシエ天体&NGC天体ビジュアルガイド」誠文堂新光社

2)浅田英夫著「エリア別ガイド 星雲星団ウォッチング」地人社館

3)Askar 『FMA135』 口径30mmF4.5 EDアポクロマート鏡筒

4)Player One Neptune-C Ⅱ | 株式会社サイトロンジャパン

5)SkyWacherAZ-GTiマウント

6)Quad BPフィルター III | 株式会社サイトロンジャパン

7)NGC4567とNGC4568~Wikipedia

8)銀河同士の衝突~CNN

9)合体し始めたばかり。おとめ座の渦巻銀河「NGC4567」と「NGC4568」~sorae

10)冬三角さんTwitter

11)電視観望の記録057(おとめ座 まとめ)


撮影データ

2023年5月20日晴、所々雲あり
ベランダ観測所
おとめ座NGC4568、NGC4567(バタフライ銀河)
FMA135+Neptune-CⅡ+AZ-GTi+QBPフィルターⅢ
FMA135ヘイリコイド位置53
SharpCapPro4.0でライブスタック、Save exactly as seenでpng保存
Raw16、Area2712x1538、Offset=120、Gain=380
Exposure=15s×64frames=960s
ホワイトバランス(AUTO)、ダーク補正(あり)
Astapで、fitsファイルをプレートソルブ、自動色補正、α、δgrid表示、Deepsky annotation処理、jpeg保存
Microsoftフォトで、スポット修正・色・明るさ調整、トリミング等