百姓通信

自然と素直に向き合い、全身で風を感じて私は百姓しています。
①土づくり②循環型③無農薬・無化学肥料④永続性を大切に!

日本の漁獲高

2019-06-05 20:13:39 | Weblog
日本の漁獲高は過去30年で半減したといわれている。一方、世界では倍増している。
近年、海洋での漁船漁業において中国などアジア諸国の台頭が著しく、日本は国・地域別で8位に後退している。
想定できる原因は、
・地球温暖化による海流の変化
・魚の獲りすぎ
・他国の漁船が日本に回遊する前に獲ってしまう
・くじらが食べてしまう
・マイワシの減少    
・違法漁業の横行
・漁業従事者の減少 等
といわれているが、やはり大きな問題は「獲りすぎ」になるのではないだろうか?
アラスカやノルウェーでは漁獲量の制限をすることで数年かかって『持続可能な漁業』を取り戻してきている。例えばアラスカでは「MSC認証」制度を導入し、『海のエコラベル』を普及させることで漁獲量の制限の認知活動をおこなった、またノルウェーでは、約20年間、禁漁に近い漁獲制限を実行し、見事に資源を回復したという。
そして、農業と同様、この産業を継ぎたい若者を増やさないといけない。生命の危険をともなう『遠洋漁業』や自然の影響をどうしても受けてしまう『沿海漁業』や『養殖業』、自然と決して対峙することなく、未来永劫続く第一産業でないと生き残れないことを肝に銘じて。

土用の丑の日

2019-06-05 00:06:30 | Weblog
『土用の丑の日』といえば◯◯◯だが、数年前から毎年この季節になると、あるスーパーはナマズや豚を◯◯◯と同じような食感(ふわふわした)や味付けに調理を工夫して販売している。
今回の取り組みは◯◯◯に替わる食材としてサケを用いるという。
全国3000店で販売する蒲焼きの素材として選ばれたサケは、値段が国産ウナギの4分の1程度と安く、漁獲量が比較的安定しているようで、脂身の多い部位を炭火で焼き、ウナギの風味に近づけたという。
量が必要になるからなかなかその食材選びは難しいのかもしれないが、その昔平賀源内が発想したようにまったく異なるものを異なる時期にの発想の転換の方が知恵があって面白いのではないだろうか。