百姓通信

自然と素直に向き合い、全身で風を感じて私は百姓しています。
①土づくり②循環型③無農薬・無化学肥料④永続性を大切に!

SDGs

2020-10-18 22:36:02 | Weblog







政府や企業がすすめている「SDGs」は未来にどう影響を与えるのか?
ある企業は「TVや冷蔵庫、エアコン、洗濯機の資源として活用できるそれぞれのリサイクル率は、90%、85%、95%、93%と通常よりも高いリサイクル率を維持している」という。
一方、最近の家電製品の寿命は10年という。
また、価格が安いと更に寿命は短くなるといい、ICチップが傷んでしまうと修理は出来ず、回路を交換するしか手当の方法はないともいう。
そんな現在、「オモチャのお医者さん」が全国に1,694名おられる、彼らはオモチャを基本無料(部品代や他に購入が必要なものは実費は必要)で修理する。ある方は引き取ったオモチャの95%は修理可能だという。オモチャにはそれぞれの思い出が詰まっており、ある方は3世代にわたってそのオモチャを大切にしているといい、障害を持っている人などは既製品ではなかなか遊び難いオモチャを少し自分が使いやすいようにしてもらって(オモチャのお医者さんにスイッチ等が入りやすいように少し改造してもらう)、長く大切に使われているという。
大量生産・大量消費時代が終焉を迎え、これからのわれわれの歩む道は、モノを大切にし、如何にそれらを世代を超えて伝えていくか、モノからコト、そして“思い”の時代を迎えようとしているのに、政府や企業はまだまだ成長を模索している。成長ではない成熟の中で、“心のあり方”が問われる時代にわれわれはモデルチェンジのない普遍的なモデルを早く見つけなければならない、そんなことを大切にせず持続可能な時代を迎えることは不可能だろう。
モノが溢れている時代にまだ作り続ける企業やそれを推奨する政府の理論に矛盾を感じなくて良いのだろうか?