百姓通信

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リキュール

2021-01-21 23:03:21 | Weblog





リキュールは、蒸留酒に果物やハーブなどの副原料を入れて味や香りを移し、そこに砂糖やシロップなどを加えて作るお酒のことをいう。蒸留酒とは、醸造酒(日本酒等)とは異なり、醸造酒を蒸留したもので焼酎やウィスキー、ジンや泡盛等をさす。
リキュールは、おもにフルーツ系、薬草系、ナッツ系、そのほかの4つに分けられ、それぞれ使っている素材の味や香りを楽しめ、カクテルを作るときに使われる以外にも、お菓子作りにも用いられる。
その歴史は古く古代アテネ時代、ワインに薬草を溶かし込んだ薬酒を作ったことが起源だそうだ。それをヒントに11世紀から13世紀頃、蒸留酒をベースに薬草を溶け込ませれば薬効のある飲み物ができるのではないか、そこに蜂蜜やシロップを入れたら、もっと飲みやすくなるのでは・・・と試行錯誤が続いたようだ。
日本でのリキュールの歴史は諸説あり、平安時代に中国から伝わった「屠蘇(とそ)」を起源としている説や豊臣秀吉の時代に宣教師が「利休酒」というお酒を持ち込んだという説など多岐にわたる。
しかし、日本のリキュールの考え方とEUのそれとの基準に違いがあり、EU諸国の基準で評価できる日本のリキュールは7種しかないと言われている(橋口孝司著:スピリッツ銘酒辞典)。