アメリカの人事コンサルティング会社KeneXa High Performance Institute(以下、ケネクサ)の調査によると、「従業員エンゲージメント指数(※)」は世界最高はインドで77%。以下、デンマーク67%、メキシコ63%と続く。他の主要国では、アメリカが59%で5位。中国57%、ブラジル55%、ロシア48%など。イギリス、ドイツ、フランスなどのヨーロッパ先進国も40%台後半で弱い。韓国は40%でブービー賞。日本が31%でダントツの最下位だったという。ということで、日本の社員の“やる気”は世界で最下位ということになる。・・・※ 調査は28ヵ国の社員100名以上の企業・団体に所属する社員(フルタイムの従業員)を対象に行なわれ、サンプル数は約3万3000名。
企業の価値観と社会の価値観が上手く合致していない、また社員も「何のために働くのか?」という「個人の価値観」が企業の価値観と上手くリンクしていない。高度成長期には企業の成長が個人の成長とリンクしやすいが、いったん成熟期を迎えると個人はその価値観を成長以外にどこに持っていけば良いのかわからなくなる。一方、世界はグローバル化の名の下に、更に成長をするしか目標を提示できないでいる現状から、“やる気”を失わざるを得ない現況なのだろう。
成長ではない成熟の中から、新たな“価値観”を創み出し、新たな“価値観”に向かって歩み出す大切な時期を迎えているのだろう。
アメリカの人事コンサルティング会社KeneXa High Performance Institute(以下、ケネクサ)の調査によると、「従業員エンゲージメント指数(※)」は世界最高はインドで77%。以下、デンマーク67%、メキシコ63%と続く。他の主要国では、アメリカが59%で5位。中国57%、ブラジル55%、ロシア48%など。イギリス、ドイツ、フランスなどのヨーロッパ先進国も40%台後半で弱い。韓国は40%でブービー賞。日本が31%でダントツの最下位だったという。ということで、日本の社員の“やる気”は世界で最下位ということになる。・・・※ 調査は28ヵ国の社員100名以上の企業・団体に所属する社員(フルタイムの従業員)を対象に行なわれ、サンプル数は約3万3000名。
企業の価値観と社会の価値観が上手く合致していない、また社員も「何のために働くのか?」という「個人の価値観」が企業の価値観と上手くリンクしていない。高度成長期には企業の成長が個人の成長とリンクしやすいが、いったん成熟期を迎えると個人はその価値観を成長以外にどこに持っていけば良いのかわからなくなる。一方、世界はグローバル化の名の下に、更に成長をするしか目標を提示できないでいる現状から、“やる気”を失わざるを得ない現況なのだろう。
成長ではない成熟の中から、新たな“価値観”を創み出し、新たな“価値観”に向かって歩み出す大切な時期を迎えているのだろう。