百姓通信

自然と素直に向き合い、全身で風を感じて私は百姓しています。
①土づくり②循環型③無農薬・無化学肥料④永続性を大切に!

長寿遺伝子

2015-02-18 22:26:22 | Weblog
ミトコンドリアは健康や長寿の鍵を握っているという。
というのも、酸素の消費量と最大寿命は負の相関関係にあると言われており、ミトコンドリアは細胞の中で唯一酸素を消費しエネルギーを作り出している器官のため、その際に発生する活性酸素の量が寿命と関連すると言われているからだ。
ミトコンドリアが老化してくると活性酸素の漏出が増えるが、長寿遺伝子がONになるとミトコンドリアが活性化され、活性酸素を抑制する物質を分泌させ、活性酸素を減少させ長寿遺伝子はミトコンドリアの老化を防止するといわれている。

分子生物学

2015-02-17 23:48:56 | Weblog
細胞から核やミトコンドリア、葉緑体を学ぶと、《分子生物学》に興味がわく。
植物も動物もひとつひとつの小さな細胞から成る、その細胞の中にはDNAやRNAといったメジャーな分子もあるが、まだまだ解明されていない生命現象も多い。
細胞間ではホルモンや神経細胞、サイトカニン等を使って情報伝達し、細胞内では受容体タンパクと伝達タンパク群で分裂、分化、収縮、そして“死”まで判断するという、何とも最も人間らしい、脳のような反応をしているという。

ミトコンドリア・イブ

2015-02-16 21:28:11 | Weblog
ミトコンドリアのDNAを解析すると、人類の誕生は約17万年前のアフリカの1人の女性に行き当たるという。
動物の場合、ミトコンドリアは100%母性遺伝、つまり子供のミトコンドリアは母親のミトコンドリアを100%受け継ぐ。
実際にアフリカ、ヨーロッパ、アジアの女性のミトコンドリアを採取して、祖先を辿ってみると世界中の人類の母に行き着いたわけだ。
ただ、一般的には人類は700万年前ぐらいにゴリラやチンパンジーの祖先から分かれて、200万年前にアフリカ大陸を出たと言われている説との整合性はつかず、所謂“ミトコンドリア・イブ”は彼女を含む数千人単位の集団がアフリカに存在していたとするのが、現時点では正しい解釈のようだ。

ミトコンドリア

2015-02-15 20:36:50 | Weblog
動物も植物も小さな細胞から成る。
それぞれ細胞の中には核があり、ミトコンドリアがあるが、動物のそれと植物のそれとの違いは細胞膜か細胞壁、葉緑体があるかという程度で大変よく似たものだ。
核にはDNAがあり、ミトコンドリアにもDNAがある。ミトコンドリアのそれは核のそれに較べて塩基置換の速度が速いことやDNAの遺伝子のコピー数が数千倍違ったり、母性遺伝のため、その起源が判別しやすいことに違いがあると言われている。
ということから人類の起源を探るにはミトコンドリアのDNAを解析することが手っ取り早いということになる。

第二次緑の革命

2015-02-14 23:18:20 | Weblog
「緑の革命」は1960年代の多収品種(米、小麦等)の開発、化学肥料や農薬をベースとした栽培技術の進歩をさすが、現在「第二次緑の革命」が注視されている。
さらなる人口増加と異常気象、食糧、飼料、燃料の需要はとどまることを知らず、一方で作付け面積をこれ以上増やすことが出来ない現実を鑑み、植物バイオテクノロジーを如何に駆使して収量の向上を図るか、・ストレス(暑い、寒い、塩害、干ばつ、水害等)への耐性をもち、・大規模化・高収量を目指すために、様々研究がいろいろ角度から展開されている。

モンサントの戦術

2015-02-13 22:27:40 | Weblog
遺伝子組換えの種子を全世界に販売する最大手モンサントは、遺伝子組換えに限界を感じ、現在、新しい手法を模索しているという。
それは、遺伝子を組換えず、まずは作物の持つ望ましい性質を特定し、従来からある手法(交雑)を用いて望ましい性質をつくりあげ、そこに固有の遺伝子配列を見つけるというものだ。
今までは、見えない部分を経験と勘で行っていた品種改良を、事前に理想の遺伝子配列を想定し意識的に作り込んでいくという戦術ということか。

不安と不満

2015-02-12 23:55:11 | Weblog
「不安」は日常ないとはいえない。
「不満」はあまりなかったりする。
「不安」は万全を尽くしても、自分が関与できないところで何が起こるかわからない。
「不満」はあくまでも心の持ちようで変わる、単純にいうとすべてを自分の責任だと思うと「不満」を持つ必要がないことに気がつく。
ある人に言わせると「不安」は「自分と未来」、「不満」は「過去と他人」、自力で変えられるのは「自分と未来」だそうだ。

農業とは

2015-02-11 18:56:12 | Weblog
今日はある会合に参加させて頂いた。
その中で「畑は謎に満ちています。謎に満ちている世界の中で農業をやっていくわけで、人生は短いものです。謎に満ちたことを全然理解できないうちに僕らは死んでいくわけで、農業とはそんなものです。」という言葉に巡り会えました。
わからないことをわからないままに、すべてを受け入れて日々精進する、そんなことが「生きる」ということなのだろう。
それが「人生」というもので、そう考えると「農業」とは、また永続的なものなのだろう。

人生とは、

2015-02-11 00:14:09 | Weblog
人生とは、

先日のNHKの『知の巨人たち』第8回で手塚治虫さんの特集があった。
「ヒトの人生とは50年や70年ではなく、もっと壮大なもので、その長い生命のつながりの中のほんのわずかな部分に人間として存在しているに過ぎない。」という手塚節を聴き、最近、自分自身も人生をひとつの過程であるようにふと思うことがあることを再認識する。
そんな中で「おはよう。今日も頑張ります」と自ら声かけをし「幸せだなぁ」と実感出来る瞬間が常にあり、「今日も一日、ありがとうございました」と言える夜があることを何とも愛しく思う。

「人生とは冒険なのらっ!!」という人もいるが、冒険の前に冒険出来る環境にまずは感謝したい。

原因

2015-02-09 23:12:22 | Weblog
トマトの発芽が順調だ。

話は違うが、原因とは結果を誘因するものだ。
しかし一方的なものでは決してないという。
また原因は隠されていて見えない場合も多いという。
隠れている原因を見抜く、見つめる力を持たないと本質を見誤る。
注意が必要だ。