ピーナッツの唄

毎日の出来事や、スポーツ観戦、読書や映画等の感想を中心に、好奇心旺盛に書いています。

「怒」のことば

2007-07-02 17:13:46 | ニュース 
考えて見れば先の6月は「怒」の多かった月だと思いました。

月末に飛びだした、現防衛大臣の「原爆投下は戦争終結には止むを得なかった」発言には驚きだ。
反響の大きさに辟易して、謝罪を繰返している。安倍総理も「厳重に注意」したと参院選挙を前に火消しに躍起だ。
概して、戦後派の多い総理周辺には「戦前の名誉回復」を指向しているが如き発言が出てくる事は心配だ。

一番の「怒」の声が高いのは、牛ミンチ偽装のミートホープ社事件だ。「悪知恵の限りを尽した」商品の数々。田中社長の発言も反省がなきが如し。
内部告発を受けながら放置した、農水省、北海道の担当者。
「どの企業も品質保持をぎりぎりのコストでやっている。肉をごまかすという安易な手段に強い怒りを持つ」と言うのが同業者の声だ。消費者の食の安全を脅かす行為は全く卑劣な行動だろう。

渋谷の温泉施設で亡くなった、千財さんのお父さんの悲痛な「怒」は胸に痛い。
「女の子なので、たとえこんなことになるにしても、きれいな顔で見送ってやりたかった」
人災にも近い事故だけに、やりきれない気持になる。

光市の母子殺人事件の差戻し審理。被告の元少年が改めて殺意を否認している。
遺族の「聞くに堪えない3日間だった」と「怒」の声。死刑制度反対そのもを主張する弁護人が、多数擁護にまわる裁判になっている。遺族の悲痛な声が聞こえないのだろうか?

6月からの住民税の負担増が我々の高齢者を直撃している。大阪の79歳の女性が「もう食べてはいけない、なんで年寄りからこんなに取るのか」と市役所に直訴。郵政選挙で圧倒的多数派になった、自民、公明両党にも考えて欲しい問題だ。

無理に無理を重ねて未明の強行採決を決行し、選挙前の実績を重ね挙げた国会。重要案件を全て通したと意気盛んな与党だが、国民が直接に審判を下せる参院選挙が、今月末に迫っている。いろんな「怒」りをぶつける場でもある。

郷里から届いた「さくらんぼ」が美味しい。 

           


コメント
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