ピーナッツの唄

毎日の出来事や、スポーツ観戦、読書や映画等の感想を中心に、好奇心旺盛に書いています。

チャールトン・ヘストン氏の死

2008-04-08 12:47:10 | 映画
米国の俳優チャールトン・ヘストン氏が5日、ビバリーヒルズの自宅で亡くなったと報じられている。享年83歳。
近年はアメリカライフル協会の会長として強力に銃所持を擁護する運動家でも知られていた。銃の乱射事件などが起こるたびに銃の保持を禁止する声があがるなか「銃の所持は憲法で認められている」とも発言していた。しかし”02年には自ら、アルツハイマー病に掛かっていることを告白して、世間を驚かせた。

小生は1950年代から氏の映画を多数観ている。始めて出会った映画は1956年作「十戒」である。あのモーゼ役としての重量感に圧倒された記憶がある。海を真っぷたつに裂き、多くの難民を助けるスペクタル場面が評判だった。

そして、1958年作の「大いなる西部」である。牧童頭として東部からやってきた優男のグレゴリー・ペックと渡り合う場面が印象的でした。彼との決闘の朝、牧童小屋でG-パンに長い足を突っ込む場面が実に男らしさを感じさせる場面で、50年経過した現在も良く覚えています。西部劇の魅力をたっぷりと持ったこの作品は、ジョン・ウエン映画とはまた違った趣だった。小生が氏の作品のなかでは一番好きな作品である。この映画にはイギリスの美人女優のジーン・シモンズが出演していた。小生の友人のOさんが彼女の熱烈なフアンで、当時、イギリスの彼女の元にフアンレターを送ったら、サイン入りのプロマイドを送り返してくれた。これも50年近く前の話である。羨ましく思ったものだ。

その後は「ベンハー」(アカデミー賞主演男優賞受賞作品)、「エルシド」と歴史上の人物を演じた映画も、そのスペクタルと共に素晴らしい出来だった。そして「猿の惑星」シリーズ。猿の支配する世界に迷い込んだ主人公、ようやく猿の支配から逃げ出したが、その衝撃のラストシーンが強烈だった。その後の作品は「三銃士」の娯楽作品位だけで他の作品はあまり見ていない。

若き日の思い出のなかの人物であるが、全米の銃社会を擁護して、あの大統領にさえ影響持つ、彼の老後の活動には反発を覚えている。私の中では若き日の映画のチャールトン・ヘストンだけが残っている。・・・合掌
コメント (6)
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